Season.15 真澄Side ページ15
監督が部屋に戻っていき、綴と部屋に二人になる。
「はぁ…」
「おい！俺の顔見てため息つくな！」
「さっきまでは監督と同じ空間にいたのに…なんでまたお前と…」
「失礼なやつだな！！治ったなら戻ってきて当然だろ。さてはさっき、監督と同じ部屋で寝たかったから具合悪いフリしたな」
「……。ほんと自分の回復力うざい…」
「うざいって…監督の看病のおかげだろ？」
「まぁ、そうだけど…」
結果的には治らないほうが良かったのに…
綴は自分の机に向かっていたが、急に俺の方にきて中央においてあるテーブルの前に座った。
「なぁ真澄、少し聞きたいことあるんだけど」
「なに」
「まぁお前も座れって」
促されるままに、面倒くさいとは思いつつも俺もテーブルの前に座った。
綴は少し聞きづらそうにしながら、ごほん、と咳をして、俺にこう言った。
「単刀直入にきく…。お前さ…監督と付き合ってる？」
「は？いまさら……監督は前から俺のものだけど」
「それは、お前が一方的に言ってるだけじゃなくて、監督も同意なのか！？」
「そうだけど」
「まじか！？やっぱり！！最近のお前らなんか雰囲気違うと思ってたんだよな…なんで言ってくれなかったんだよ？」
「わざわざ言う必要ないと思った」
「いやなんでだよ！あるわ！！まぁとにかく…真澄、よかったなぁ！おめでとう！！」
綴が俺の頭をいきなりくしゃくしゃと雑に撫でたからなんだかむず痒い気持ちになって手を払った。
「綴！？や、やめろ…！」
「ははは、いやぁだってあんだけ好き好き言ってて見向きもされてなかったのに、やっと付き合えることになったなんて、嬉しいだろ！」
「別に監督と付き合ってるのは、俺だし」
「それでも、真澄はなんていうかその…俺にとって弟みたいな感じだからさ。とにかく、俺も嬉しいんだよ」
勝手に弟扱いされてたことには少しむかつくが、それでも自分のことのように綴が喜んでくれたのが少し嬉しかったから、何も言わないでおく。
「で、その……ぶっちゃけ……どのへんまでいった？」
「は？言うわけ無い。」
「い、いやでも！相手が監督なだけに気になるっつーか」
「そんなの聞いて、今度の脚本のネタにするつもり…？あぁ、それなら主役は監督、準主役は俺でラブストーリーにして」
「いや監督は出ないし脚本にもしねぇよ！」
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！シ .(プロフ) - 私も真澄が大好きで大好きで夢小説探ってたんですけどしっくりくるのが無くて。でもこの小説はみんなしっくりきて面白くてスラスラと読めて、最高です∴....！大好きで！！！更新楽しみにしています！ (2018年2月11日 1時) (
レス) id: c63ed2c4ca (このIDを非表示/違反報告)
あさ松 - 毎日楽しみに待っています！ 今回もイチャイチャしてて凄くニヤニヤしながら読んでました(笑) いろいろ忙しいと思いますが、 頑張って下さい！！ 私は毎日応援してます！ (2017年11月18日 22時) (レス) id: 31f0c4d41a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりん | 作成日時：2017年11月10日 22時
