捨て子を幸せに【d！】 (ページ31)

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No,30 ページ31

『う"わああああああああああああん！！！！』

ut「ちょ、…ごめんてぇ！！でもしゃーないやん！！」

sh「何事や！？」

os「どうしたん！？」

Aの泣き声は、建物中に響き渡り、
一瞬にして全員が集まった。

gr「どうしたんだ」

ut「いやそれがな…？」

『う"わあああああああああん！！！！』

zm「先に泣き止ませへん！？何も聞こえへん…！」

kn「賛成やわ……」

耳を塞ぐも、もう鼓膜が破れてどうにかなってしまいそうな勢いだ。

ut「マンちゃん！！」

os「ん、任せて！！」

鬱からAを預かると、すぐにあやし始める。

os「はいはーい、大丈夫やで～？泣かない泣かない。」

『う"わああああああん！！！ﾋｸﾞｯ』

os「過呼吸なってまうから……泣かないの。」

『う"ぅ………ﾋｸﾞｯ、う"……ｯ』

os「うんうん、そうそう！」

オスマンのおかげで、少し落ち着いたA。

しかし、まだ泣き続けている。

ht「こんくらいなら聞こえるな」

tn「じゃ、説明してもらっても？」

ut「いや僕悪ないんよ………」

ut「ミルクが空になってもうて………次の分が無いから飲ませてあげれんのよ。」

sp「それで泣いたんすね？」

ut「はい……」

tn「そういえば、もうミルク無いんよな……」

gr「ヌ？この建物にないってことか？？」

tn「せや」

『……う"わああああああああん！！！！』

無いということが伝わったのか、再び激しく泣き出した。

sn「ちょっと、誰か買ってきて！？」

sh「耳壊れるって！！！」

em「このままだと一生泣き止みませんよ！？」

ut「よし、チーノ行ってこい！！」

ci「俺ぇ！？！？」

Aの泣き声によって、全員が苦しめられた。