妖怪の村で。 ページ6
ある冬の朝のこと。妖怪の村に、見なれない女の子が来ました。
「お母さん･･･お父さん･･･?ここ、どこ･･･?」
女の子は今すぐにでも泣きそうです。女の子は、出かける前におばあちゃんに聞いたことを思い出しました。
───妖怪の村、という人間の姿をした妖怪がたくさん住んでいるんだよ。
そこに行くと二度と帰れくてねぇ。あたしの友達もさらわれちゃったのさ。ここら辺にあるみたいだから、気を付けるんだよ。
まさか･･･ここがおばあちゃんが言ってた･･･どうせ嘘だ、と思っていた女の子が一気に焦りだす。
──どうしたらここを出れるの?
女の子は一生懸命、辺りを走りました。･･･しかし、見えたのは出口ではありませんでした。
「い、家･･･」
ものすごく大きい家が建っていました。
───人が住んでいるのかしら？
そう思い、女の子がドアを開けようとしましたが、なぜか開きません。
どんなに力を入れても、どんなにドアを蹴っても。鍵がかかっている感覚はしません。
「うるさいなぁ･･･誰?」
カチャッとドアが開きました。出てきたのは･･･
「キャアアアアアアアアアアア」
警棒を持った、鬼でした。驚きすぎて、女の子は発狂しました。でも、実は発狂したのは、目の前にいる鬼も同じだそうで
「ぎやああああああああああああああ」
発狂、そして猛スピードで家の中に戻りました。
ナァ「み、みみみんな!」
ベル「どうした!?」
イコ「Gでも出た？」
ラム「やめてくださいイチゴさん!」
ナァは半泣きで叫ぶ。
ナァ「み、見たことのない人間が!家の前にいるぅぅぅううううう!!」
ハル「え、それだけですか？」
イア「ナァ先輩は人が苦手だから･･･」
ネオ「マジで!?家の前にいるの?会ってみよう!」
に、にに逃げないと!本当にここがおばあちゃんが言ってた、妖怪の村だったんだ!
さっきのは、鬼と猫のハーフ??殺されたらどうしよう!?でも、不思議なことに、女の子の足は動きませんでした。
い、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!あたし、妖怪に食われて死ぬの!?
女の子が足を動かそうとしても、びくともしません。女の子は怖くて、涙が出てきました。
と、そのとき、
イコ「あ、本当だ、人がいるよ!!」
最初に現れたのは、猫耳を生やしたセーラー服を着た人間。次に、黒い服を着た鬼。まあ次々に妖怪が女の子の周りを囲んだ。
「妖怪の村にようこそ!」
あれ、すごく良い人･･･いや良い妖怪なんだけど。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 5人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
三月 - 縁儺さん» う〜ん、一応ネッ友になったら入っていいんだけど… (2022年4月29日 1時) (
レス) @page41 id: 355318ffdd (このIDを非表示/違反報告)
縁儺 - あの…私も入っていいですか？(妖怪やらオカルト系が好きなんで…無理でしたらいいです) (2022年4月23日 19時) (レス) id: a1a94a6f52 (このIDを非表示/違反報告)
三月 - 拍崎狐拍さん» いいよ！ (2022年4月16日 20時) (レス) id: 43d8360e57 (このIDを非表示/違反報告)
拍崎狐拍(プロフ) - おはこんばんは！参加していいですか？（遅いけど…） (2022年4月16日 12時) (レス) @page40 id: b71dc75931 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀。(プロフ) - わかりましたー！ (2022年3月21日 15時) (レス) id: 0b0b8f154b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ラム猫。 x他6人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen/tools/items.php#
作成日時：2022年3月5日 22時
