44、相棒 ページ44
【コネシマ】
ut「……はい、終わり！」
kn「ありがとな」
俺の足には、ゾムの時とは違う別の包帯が巻かれた。
しかし、鬱の性格な手当てによって、痛みは以前よりも感じなくなっていた。
ut「ええ？傷が完治するまで安静にしとるんやで？」
kn「言われんくても分かってるわ。」
ut「そう言ってまた無茶するやろお前は！ちょっとは自分の身も考えてや？」
kn「……俺、A失ったら生きていけへんから。」
これは本当だ。
もしAが居なくなるようなことがあれば、きっと俺は正常ではいられない。
下手すれば、壊れてしまう。
俺にとって、Aは生き甲斐だ。
ut「でも、お前が怪我してAちゃん守れんかったら意味ないからな？」
kn「分かっとるって。」
いくらなんでも過保護すぎや、大先生は。
zm「……お前らって、どういう関係なん？」
kn「……は、？」
ゾムの質問につい、冷たく反応してしまった。
…こいつは急に何を言い出すんだ？
zm「いや、単純に気になっただけや。仲ええなって。」
ut「俺とシッマは昔からの友だt」
kn「相棒や」
ut「…え」
kn「俺と大先生は相棒や。何か文句あるか？」
zm「ふーん…」
いきなりの出来事に驚いたのか、大先生は口をパクパクさせている。
ut「え、シッマ…相棒って…」
困惑しながらも、大先生は顔を赤く染めていた。
照れ隠しのつもりなのだろう。
ut「じゃ、じゃあ俺もう部屋戻るから…！ゆっくり休んでな…！」
zm「いや焦り過ぎやろ」
ut「うるさいわ！！」
kn「おい、Aが起きるやろ。ボリューム考えろや。」
『…んん…』
Aは少し動くと、運良くまた静かに寝始めた。
俺は安心させるように頭を撫でてやる。
ut「す、すまん…」
大先生は謝った後、「二人で幸せな時間を過ごしてな」という言葉を残して、部屋を出ていった。
ゾムも空気を読んだのか、続いて出ていった。
kn「……」
俺は膝の上からAの頭をゆっくり枕の上に移動した後、
その横に潜り込んだ。
久しぶりのAの温もりは、俺を自然と安心させた。
kn「こうしてまた一緒に寝れて幸せや…」
Aの愛らしい寝顔を前に、俺は目を柔らかく細めて頭を撫でた。
kn「おやすみ、A。安心して寝てな…」
Aの頬に軽くキスをし、俺は眠りについた。
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ラム猫。(プロフ) - 無能のえび?■さん» ありがとうございます〜！続編も予定してますので、これからもよろしくお願いします！ (2022年7月2日 22時) (
レス) id: c5599bddd6 (このIDを非表示/違反報告)
無能のえび?■(プロフ) - めちゃくちゃこういう話好きです（唐突な告白）応援してます！！ (2022年7月2日 21時) (レス) id: 1a63966cd0 (このIDを非表示/違反報告)
ラム猫。(プロフ) - 翔星さん» コメント、ありがとうございます！これからも頑張ります！提案とは何でしょうか？ (2022年2月23日 17時) (レス) id: d966995688 (このIDを非表示/違反報告)
翔星 - わぁ、すごく良い小説ですね！ …提案なんですけど、っていうのはどうでしょうか？ これからもがんばってください！ (2022年2月23日 17時) (レス) id: 0bc9a44903 (このIDを非表示/違反報告)
ラム猫。(プロフ) - 猫さん» 盛りだくさんの誉め言葉、ありがとうございます!!これからも更新頑張っていきますので、もっと心臓に矢を刺される覚悟をしてください!! (2022年2月18日 16時) (レス) id: 7f9f611098 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラム猫。 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/aoiwrwrd4/
作成日時：2022年1月23日 21時
