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30、すれ違い ページ30

【ロボロ】

ut「…これが俺とシッマの関係です。」

pn「うわあああん!!(泣)」

大先生が話し終わったと同時に、兄さんは泣き出した。

rb「ちょ、兄さん!?何で泣いてるんですか!?」

pn「だって……凄く切ない話だったからー…」

確かに、俺もこんな過去があるとは知らなかった。
親は仕事だからっていうのは、嘘だったということだ。

嘘をついて、現実から逃れようとしていたのかもしれない。

rb「すまん大先生、俺なんも知らずに追い詰めてたんやな…」

ut「気にすることないで、もう平気やから!」

へらっと笑う大先生。

でも、何処か我慢しているようにも見える。


kr「でも、結局この子のお兄ちゃんはどうしたんですか?」

クロノアさんが大先生の腕の中でじっとしているAを指差す。

ut「コネシマは、…追っ手を引きつける為に囮に…」

pn「え!?!?一人で!?」

兄さんの疑問に俺らは深く頷く。

pn「それはリスクありすぎでしょ!?早く見つけないと!!」

kr「でもどうやって探す?何処いるのか検討がつかないぞ?」


sn「待って下さい。そのコネシマさんはどっちの方角に行きました?」

rb「え?あ、えっと…馬車が停まっていた方と反対方向です!」

sn「じゃあ、R国の可能性がありますね!」

自信満々によく通る声で姉さんは言う。

sn「その国は同盟国なので、そっち方向なら安心できます!」

rb「そういえば姉さん、R国に行った帰りだって言ってましたよね?すれ違わなかったんですか?」

sn「僕は道のりで進んでたんで、もしかしたら会ってないのかもしれないですね。」

pn「とにかく、R国に連絡を取ろう!」

sn「了解です!行ってきます!」

姉さんが医務室を飛び出す。




『…鬱お兄ちゃん』

ut「んー?どうしたん?」

Aが大先生の袖を引っ張る。

『お兄ちゃん、…また会えるよね?』

ut「…うん、会えるで。だから良い子に待ってようね。」

『……わかった』


……俺は勘違いをしていた。
コネシマにとって、Aが心の支えだとばかり思っていたが、



Aもコネシマを必要としているんだ。

31、脅威→←29、過去話2



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ラム猫。(プロフ) - 無能のえび?■さん» ありがとうございます〜!続編も予定してますので、これからもよろしくお願いします! (2022年7月2日 22時) (レス) id: c5599bddd6 (このIDを非表示/違反報告)
無能のえび?■(プロフ) - めちゃくちゃこういう話好きです(唐突な告白)応援してます!! (2022年7月2日 21時) (レス) id: 1a63966cd0 (このIDを非表示/違反報告)
ラム猫。(プロフ) - 翔星さん» コメント、ありがとうございます!これからも頑張ります!提案とは何でしょうか? (2022年2月23日 17時) (レス) id: d966995688 (このIDを非表示/違反報告)
翔星 - わぁ、すごく良い小説ですね! …提案なんですけど、っていうのはどうでしょうか? これからもがんばってください! (2022年2月23日 17時) (レス) id: 0bc9a44903 (このIDを非表示/違反報告)
ラム猫。(プロフ) - 猫さん» 盛りだくさんの誉め言葉、ありがとうございます!!これからも更新頑張っていきますので、もっと心臓に矢を刺される覚悟をしてください!! (2022年2月18日 16時) (レス) id: 7f9f611098 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ラム猫。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/aoiwrwrd4/  
作成日時:2022年1月23日 21時

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