No,1 ページ2
sh「近づくな、無能」
sp「そんなんもできないんすかw滑稽ですねw」
os「ミシェルの方がよっぽど有能や、引っ込んでろ」
gr「お前を幹部にした俺がバカだった」
Aはwrwrd国、通称W国の幹部の一人であった。
彼女は、戦場で戦う人間。ゾムと同じ暗殺部隊に属していた。
書類の仕事も早い、力も強い……
そんなAは有能と皆から期待されていた。
その生活が一変したのは、とある人物が現れてからだった。
ms「あ、Aさん！ご機嫌いかがですか？」
『…普通かな』
ミシェルだ。
突然やってきたミシェルは、一気に幹部へと昇格し、皆を味方につけ、
嘘の情報を流し、Aを悪者扱いしていた。
ms「そうですか！そういえばさっき、ひとらんらんさんが怒ってましたよ？」
『何で』
ms「自覚ないんですか！？あれだけ畑を荒らせばそれは怒りますよ！！」
もちろん何もしていないAは、その話を知らない。
恐らくミシェルがやったのだろう。
『そっか、あとで謝っとくよ』
ms「そうしてください！」
何様だ、コイツ。
『じゃあ、やることあるから』
ms「はい！それではまた！」
ミシェルの横を通り過ぎ、自室へと向かう。
自室の扉をバタンと強く閉めると、ベッドへ仰向けになって倒れる。
『……どうしたの、ゾム』
zm「どうしたもこうしたもない」
天井のダクトにゾムの気配があることに気づいていたAは、
ダクトに向かって喋りかける。
予想通り、ゾムが降りてきた。
zm「ええの、これで」
『いいよ、別に』
zm「良くないやろ、また無理しとる」
ミシェルの噂を聞いたゾムは、真相を確かめるためにAをダクトから監視していた。
そのお陰で、Aが一切噂に関与していないと自力で知ったのだ。
全てミシェルが仕組んだということを。
zm「俺は全部知っとるんよ？何でダメなん」
『さぁ？』
ゾムが皆を説得すれば、何とかなると何ども言っているのに、
Aはそれをずっと拒否している。
『分かるでしょ、ただの洗脳じゃないことぐらい』
zm「……」
『説得しても無駄なの、一生戻らない』
zm「でも、方法はあるんやろ？」
『一つだけね』
zm「教えてや」
『絶対ダメ、教えられない』
皆を元に戻す方法をAは知っている。
しかし、何故かゾムにそれを教えていない。
何なら隠していた。
『ちょっと出ようか』
zm「いつものとこ？」
『そう、情報を整理しに行く』
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ラム猫。(プロフ) - くろほたるさん» ありがとうございます！実は続編も出そうか悩んでいるので、その時はまた読んでくださると嬉しいです！ (2023年1月25日 20時) (
レス) id: 02801ed11f (このIDを非表示/違反報告)
くろほたる(プロフ) - 最後はやっぱり彼らの事が大好きだという言葉が見えて満悦です。死後世界組の関係も個人に刺さりまして起承転結全て楽しめました。執筆お疲れ様です！とても面白かったので周回できます！ (2023年1月25日 18時) (レス) id: fe43882e7d (このIDを非表示/違反報告)
ラム猫。(プロフ) - 感動して頂けたなんて光栄です！なるほど…今作はここで打ち切りの予定でしたが、続編も考えて見ます！ (2022年11月28日 18時) (レス) id: c372fc4406 (このIDを非表示/違反報告)
らねい(プロフ) - 今更ですが全話読みました、めっちゃ感動しました！個人的な感想ですが、wrwrdの皆が過去に戻って夢主ちゃんを救うみたいな展開があったらエモすぎる…次の作品も楽しみにしてます‼️ (2022年11月28日 17時) (レス) id: 2c672365af (このIDを非表示/違反報告)
ラム猫。(プロフ) - 狐の巫女さん» ありがとうございます！！語彙力の無さで理解して下さり、嬉しいです！！ (2022年11月5日 18時) (レス) id: 51f19f872f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラム猫。 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2022年10月2日 22時
