【合作】夏は俺らが彩る【d!】 (ページ20)

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体育祭当日。

この日は一段と盛り上がる日。

そして次はロボロが出る、借り物競争の競技だった。

パンッ、と音がして借り物競争が始まる。選手は走ってお題を取りに行く。

そうだ、ロボロ応援するって約束したんだ。

『ロボロ頑張れ～！！』

精一杯の声を出して応援する。届いたかは分かんないけど。

あ、お題取った…なんのお題なんだろ。

なんて考えてればくるり、と私がいる方向を向きロボロと目が合った気がした。ロボロの桃色で綺麗な瞳と。

そして私の方へ走ってくる。

「ちょっと、A借りるで！」

ほかの応援団の子達にそう言葉を残して私の手を引くとゴールへと向かって行く。

『えっロボロ？お題なんだったの？』

「ん？…“好きなもの”やけど。」

『え…』

走りながら私の手を引くロボロに質問すれば帰ってきた返事は好きなもの。

私だって鈍感なワケじゃないから言葉の意味は…分かる。

そしてゴールに辿り着き、どうやら私達が１番みたい。

お題は、好きなもの。

なんだ……両思いじゃん、

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