【V6】ようこそ、絶対的な６つの勝利の国へ【トリップ】

７話 ページ8

「えー、これって俺たちも〜?」

「敬語だるいなー」

「いや、お前ら敬語で話したことあるのか」

そう問いかけると三宅は「ないね!」と笑いながら言う

変わっていない彼を見ると知らずと安心する

「俺も自己紹介するかー

俺は三宅健、一応猫に化けることができる暗殺者かな?」

「森田剛、同じく猫に化けることができるぜー

まぁ、こっちは盗賊なんだな」

「わかってると思うけど長野博、メイドナイトだよ、まぁ、メイドが騎士になったって思ってくれればいいから」

「岡田准一、魔王さまを守る聖騎士」

全員の職業と能力を確認する

あの時流れ込んできたものと一致することを確認できた

やはりかという気持ちと少し変わってしまったのかという残念な気持ちがこみ上げてくる

だが、それを隠すかのように顔を上げ坂本も自己紹介する

「坂本昌行、一応魔王らしいな」

「らしいじゃなくて魔王様だよ!!」

すぐに三宅から反論が来た

それをなだめるかのように頭をポンポンし続ける

「まぁ、いろいろあるかもしれないけれどこれからもよろしく」

その言葉に「よろしくー」「よろしくな〜」と返ってくる

何故かその言葉一つ一つが安心できる感じがした

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