検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:2,512 hit

4話 ページ5

どこかの家に移動したらしい

その中はとても落ち着いた感じがする

周りを観察している坂本に苦笑しながら「ここ座ってて」と井ノ原は席を進める

言われた通りに座ると彼はどこかに消えた

またさっきみたいに移動したのか?と思いながら考える

(この世界…ありえない力、喋る狼、これって…)

明らかに別世界だということが分かってしまった

何回考え直してもその考えにたどり着いてしまう

ああ、自分は別世界に来てしまったのか

とても気持ちが落ち込みそうになったその時に

何かが肩に乗ってきた

(なんだ…?)

そう思いみると肩には金色の猫と珍しい赤い猫がのっていた

「猫…、井ノ原のペットか?」

こんなところで猫を飼うとは随分と能天気だなと思うとその言葉が気に食わなかったのか「シャー」っと毛を逆立てたあと肩から飛び降り一回転すると

人間の姿に変わった

「誰があいつのペットだよー」

「絶対嫌だからなー」

片方は赤を基調とした動きやすそうな格好、もう片方は上はオレンジのパーカー、下は少しダボっとしたズボンだった

そしてその顔はどちらも見覚えがあり

「剛!健!」

そう、メンバーの森田剛と三宅健だった

彼らも来ていたこともびっくりだったがなにより

「あんな技どこで覚えたんだよ!?」

そう、そこだった

もともとそんな技を覚えているはずもない

こっちに来てから覚えたとなるとわかるが覚える時間などあったのだろうか

自分より早く来ていたとなると納得なのだがだが、そんなに早く来ていないはずだ

どうして…そんな疑問が顔に出ていたのだろう

三宅が意地悪な微笑みを浮かべ

「ふふーん、一瞬で覚えたんだ!ねー剛」

「覚えたっていうか、強制的に脳に刻まれた感じか?」

得意そうに話す三宅とは反対的に複雑そうな顔をする森田

「強制的に?一体それは…」

「あれー、先に来ていたんだー」

坂本の言葉を遮るように言葉を発したのが

「あ!長野くん!」

「長野…?なんでお前…」

優しげに微笑み見守っている姿は長野博だった

だが…

5話→←3話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (6 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
設定タグ:V6 , ダークファンタジー , トリップ   
作品ジャンル:ファンタジー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - みなみさん» みなみ様、コメントありがとうございます。コメントが励みになります。これからもぼちぼち頑張ってまいります (2017年9月18日 10時) (レス) id: 3b53637df6 (このIDを非表示/違反報告)
みなみ - 凄く面白いです!続きを楽しみにしています! (2017年9月17日 22時) (レス) id: 6e300c388b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2017年9月17日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。