青春の馬 5

☆ 強くなりたい ページ36

久美 side




加藤 「きくちゃんきくちゃん！ここって、Aの家も近いよね？」


「Aん家？歩いて5分くらいだけど…どうかした？」


加藤 「せっかくならAも誘おうよ！京子もいいでしょ？」


齊藤 「うん、いいよ〜。最近Aと会えてないし (笑) 」


「私も会えてないしなぁ…

でもいくらオフの日とはいえ、A家いるかな？」


加藤 「絶対いるよ。ほら、あの子インドアだから (笑) 」


「まあそうだね。寝起き悪いから寝てる可能性もあるくらいだね (笑) 」


齊藤 「じゃあ今から誘いに行く？」


加藤 「うんっ…！レッツゴー！」




今日は久しぶりの全体オフの日。

せっかくだし遊ぼうよ！って集まった、私たちA溺愛組。

私の家近くに集合したから、当然Aん家も近所なわけで…

私たちはA大好きだから、可愛いAちゃんも誘うことにしました！






:






「そういえば、Aとどのぐらい会ってないっけ？」


齊藤 「あのみんなで映画見た日でしょ？だから1週間とか…」


加藤 「そう考えてみると全然会ってる (笑) 」


「私たちが会いすぎて、感覚麻痺してるよね (笑) 」


齊藤 「でも、笑顔のAは全然見てないかも」


加藤 「あー、確かに…」


「途中で抜けてたもんなぁ…やっぱりまだ苦しいんだね」


齊藤 「あのこと2人は知ってたんでしょ？私なんか何も知らなかったよ」


「大まかにしか聞いてなかったけどね」


加藤 「でも京子にもめっちゃ懐いてるじゃん (笑) 」


「よく京子さーんって抱きついてるもんね」


齊藤 「もうほんとに癒しだわ… (笑) 」


加藤 「今日はいっぱい笑顔になってもらわなきゃねっ！」




実は3年目のデビューが公開される直前、メンバーみんなで鑑賞会をしたんだけど…

自分のシーンで苦しくなったのか、過呼吸っぽくなっちゃってたA。

そこから少し休んでたりしてたから、あんまり会えてなかったんだよね。

だからこそ、今日はいっぱい甘やかして、楽しんで貰いたいなぁ…

まずは家にいるかなんだけど… (笑)

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