青春の馬 3 (ページ34)

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加藤 side

「A大丈夫かなぁ…」

久美「もうそろそろ戻ってくるはずだけどね。やっぱり緊張してた…？」

「なんか加入当初のAみたいだった (笑) 」

久美「それはだいぶ重症… (笑) 」

「でしょ？やっぱり不安だからA探してくる〜」

久美「はーい。なんかあったら電話してね」

「ありがと〜！」

握手会も順調に2部まで終わって、今は少し長めの休憩時間。

ほとんどのメンバーはもう楽屋に戻って来てるのに、未だ帰ってこないA。

朝の緊張してるAの姿を思い出して、念の為に探しに行くことに。

:

「Aちゃん！見っけ！」

A 「あ、史帆ちゃんっ…」

「なかなか帰ってこないからとしちゃん心配したんだよ〜？」

A 「…ごめんなさいっ」

「とりあえずちょっと移動しよっか。誰もいない部屋行こ？」

A 「ん…」

嫌な予感は的中して、下を向いて泣きながら歩いてたA。

まだ会場に近い場所にいたから、どこに行ったらいいか分かんなかったんだろうね。

まずは話を聞くために、空いている部屋へとAを連れ込んだ。