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【 in 】
「陽菜さん陽菜さんっ…!」
河田 「手繋ご?」
会場も既に決定してるらしく、私たちの間に緊迫した空気が流れる。
隣にいた陽菜さんと手を繋いで、発表される瞬間を待った。
心臓もうるさいくらいバクバクしてて、落ち着かせるために一旦深呼吸。
その次の瞬間、私たち全員の夢が叶ったんだ。
【 東京ドーム!】
今日一の歓声、今日一の衝撃だった。
東京ドームは私たちの約束の地、ずっと目標にしている場所。
あまりの嬉しさに気付いたら床に崩れ落ちてた。
嬉し涙も頬を伝って、床にポロポロと落ちていく。
先輩たちもみんな泣き崩れてる様子だった。
:
久美 「いつもライブの最後には約束の卵という曲を歌っていて、
すごく意味のある曲になったんじゃないかと思います。」
涙声でそう話す私たちのキャプテン。
こんな時でも冷静に話せるキャプテンは、すごいかっこいいな。
確かに今から歌う約束の卵、すごく意味のあるものになったね。
来年の今頃にはもう、約束を果たしてるんだなぁ…
つまり、この曲を披露出来る回数のカウントダウンも始まった。
今まで以上に1回1回、大切に歌っていきたいな。
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作者名:みるく | 作成日時:2022年1月26日 20時