青春の馬 2

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A 「んぅ〜」


「可愛いなぁ…」




Aに薬を飲ませた後、ししも一緒に寝ちゃってたみたい。

もう夕方の4時すぎだけど、Aはまだぐっすり。

隣で眠るAの寝顔は、ほんとに赤ちゃんみたいで…

いつも史帆ちゃん史帆ちゃんってくっ付いてきてくれて、本当の妹みたいな存在。

そんなAをずっと守っていきたいなって、Aの頭を撫でながら思った。

熱もだいぶ下がったっぽくて安心だね。






:






A 「あれ…？」


「あ、Aちゃん〜！お目覚めですか〜？」


A 「もうしんどくないかも…！」


「じゃあもう1回お熱計ってみよっか」


A 「もう大丈夫ですよぉ〜」


「一応じゃん！一応！」




もうほんとに大丈夫だとは思うけど、念の為にもう1回体温を計る。

その間のAちゃんはというと…

なんと、自分から抱っこをせがんで来ました。

いつもなら絶対恥ずかしがるのに、やっぱりこういう時は人肌が恋しくなるんだね。

どこまでも愛おしすぎる… (笑)






:






「そろそろ最強のとしちゃんでもしんどいよ〜 (笑) 」


A 「やーだ、降りたくないです〜」


「じゃあお膝にしようね？」


A 「それならいい〜」


「あら、ありがとうございます〜 (笑) 」




だいぶ腕がしんどくなって来たから、抱っこから膝の上へと移動。

普段からもっと、こうやって甘えてきてくれたらいいのにな〜

でもAちゃんはツンデレさんだもんね (笑)

ほんとはとしちゃんのこと、誰よりも大好きでいてくれてるのに！！

今度こそはそんなAを、いっぱい連れ回すんだから！

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