青春の馬 2

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齊藤 side




加藤 「あんたは毎日可愛いねぇ〜」


久美 「ほっぺたもちもちすぎ〜！」


A 「んにゃー、いだいですよぉ〜」


潮 「何食べたらこんなに可愛く生まれるんだろう…」


高本 「KAWADAさんもいいけどAも捨て難いな〜」




楽屋に入ってきた途端、あっという間にメンバーに囲まれたA。

いつもなら何とも思わないし、またやってるな〜って横目で見る感じ。

だけど今日は私もAと話したい。

昔から年下は苦手だし、Aとは8つも離れてる。

でもAはなんか、話してて違和感っていうか気まずさがないんだよね。

生粋の妹気質だし、Aも年上の方が気が合うって言ってたからかな？






:






「A〜、おはよ」


A 「あ、京子さん！おはようです！！」


加藤 「京子もAのほっぺ触りに来たの？」


「まあそんな感じ」


久美 「えー、珍しいね」


「バカにしてる？」


久美 「別にそんなことはないけど〜」


高本 「でも京子にAは渡さないけど！ね！A！」


A 「うーん…？ (笑) 」


加藤 「Aめっちゃ引いてるじゃん (笑) 」


潮 「こんなおばさんたちに囲まれてね〜」


「ならA、今日ラーメン行こ？」


A 「え！いいんですか！行きたいです！」


加藤 「京子だけずるい〜」


「史帆はいつも2人で遊んでるじゃん」




ついついAを巡って、私まで争ってしまった… (笑)

でもこれで、Aと2人でご飯に行く権利を獲得出来ました。

まだ夏だから無理だけど、冬になったらチゲ味噌ラーメンも行こうね。

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