青春の馬 12

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久美 「Aちゃん〜♪」


「ん〜？どうしたんですか〜？」


久美 「今日も可愛いね〜っ！」


「ありがとうです！」


久美 「やっぱりAがいっちばん可愛い！」


「それはないと思うけど… (笑) 」


久美 「なに言ってんの！Aストレート似合いすぎだから！」


「あー！インスタで髪型募集したんですよ。

ストレートが断トツで多かったんです… (笑) 」


久美 「みんな私と思ってること同じだね〜」




舞台裏に移動してもうすぐ円陣をして始まるっていうのに、私にくっ付いて来てくれた久美さん。

しかも久美さんは影ナレもあるじゃないですか！

でも可愛いから離したくはないんだけどね… (笑)







:







「頑張りましょうね」


久美 「うん、頑張る」


「緊張してます？」


久美 「してないかな〜。楽しみの方が大きい！」


「じゃあどうしたんですか？いつもはAがくっ付いてるのに… (笑) 」


久美 「そんなのAが可愛いからじゃん〜！」


「ありがとうございます〜 (笑)

可愛い人に可愛いって言われるのが1番嬉しい！」


久美 「なら私にも言って？」


「久美さん可愛い〜！」


久美 「んー！ありがとっ！

じゃあ元気もらった所で…みんな円陣するよ〜！」


「「はーいっ！」」




久美さんの一言でみんなが輪になって集まる。

さっきまでへにょへにょ久美さんだったのに、今喋ってるのはかっこいいキャプテン久美さん。

私はぐるっと大きな輪を見渡した。どこを見ても大好きな人しかいない。

本当に、私たちはここまで辿り着いたんだ。

気持ちはいつでも23人、ひよたんさんだって見ててくれてるもんね。







「「空まで届けぽかぽかキュン ひとりじゃない 仲間と共に 高く跳べ 日向坂〜46！ひー！」」







今までで1番大きな声でみんなで叫んだ。

ここまで来たぞ日向坂46。いざ、約束の地へ！！

あの日の約束、覚えてる？→←いざ、約束の地へ！

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