青春の馬 10

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久美 side




「病み上がりでよく頑張ったよ」


A 「それ自分でも思います (笑) 」


「しかもほぼぶっつけ本番でね。偉いね」

A 「なんか、リハのありがたみが初めて分かった気がします (笑)

いつもは過酷だな〜としか思わないんですけど、いいウォーミングアップだったんだなって」


「それめっちゃ分かるんだけど (笑) 」




Aをお風呂に入らせご飯を食べさせ、私はお掃除タイムです。

Aはベッドに座ってじーっと私の姿を見てくれてる (笑)

寝ていいよって言ったのに、流石に久美さん1人には押し付けられないからって。

でも、特に何かしてる訳ではないんだけどね (笑)






:






「終わったよ〜！遠慮しないで全然寝てね？」


A 「はーい！でも久美さんも一緒に〜っ！」


「ちょちょっ！私も〜？ (笑) 」


A 「久美さんも一緒じゃなきゃやなの〜！」


「はいはい、今日も甘えたさんだね〜」


A 「誰かに引っ付いて寝るの大好きなんですよ」


「寝るに限られたことじゃないでしょ？」


A 「まあそうですけどね〜」




私は寝る気は無かったのに、Aに強制的にベッドへと引きづり込まれました。

だけど、なんかAなら許しちゃうんだよね (笑)

私も今日はもうお仕事ないから、少し眠らせて貰おうかな。

Aも早く万全な状態になって、全力でライブ楽しもうね。

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