青春の馬 10

☆ ギリギリだった2日間 ページ36

森本 「…A、A」


「んん…」


森本 「もうすぐ東京着くよ。大丈夫？」


「なんか逆に疲れたかも…」


森本 「ずっと寝てたもんね (笑) 」


「ごめんね、重かったでしょ？」


森本 「大丈夫！逆にA激軽すぎて (笑) 」


「なら良かった…」


森本 「明日からゆっくり休みなね。」


「うん、ありがとう」




全国おひさま化計画宮城公演が終わり、新幹線に乗って東京に戻って来た。

正直言うとギリギリやりきった感じ。

2日目のことは睡眠時間も削って頭に詰め込んだから、新幹線に乗ると同時に眠りについた。

隣だった茉莉ちゃんが荷物を持ってくれて、バス乗り場へと歩く。

マネージャーさんのご好意で、明日から3日間オフを貰ったんだ。

だから後ちょっとだけ頑張らないと。






:






「あー、もう無理…」




家に着いて、ソファーに直行してダイブ。

スーツケースはその辺に置きっぱなしだし、片付けだってしなきゃいけない。

だけど今の私には、寝室まで向かう気力すらなかった。

もういいや、全部明日やろう。

そのまま私は眠りについた。

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