青春の馬 9

‪☆ 夏の疲れ ページ37

久美 side




「A、大丈夫…？」


A 「寒い…っ」


「え、寒い…？一旦抜けよっか。ちょっと待っててね」




ひなあいの収録中、隣のAがしんどそうにしてることに気付いた。

座ってるのもしんどいのか前屈みになってるし、とにかく顔色が悪い。

でも今は若林さんが話してるから、抜けさすにも抜けられないんだよなぁ…

いつもはガヤを入れたりするけど、今はAが心配で若林さんの話も入ってこなかった。






:






「すみません…！一旦カメラ止めてください！」


若林 「どうしたのキャプテン」


「山本A、収録抜けさせます」


加藤 「え、A？」


「大丈夫か？」


加藤 「あ、としちゃんも手伝うよ」


「ありがとう〜、とりあえず医務室まで運ぶわ」


加藤 「A〜？としちゃんに捕まれる？」


「うん…っ」




としちゃんに反対側を支えて貰って、ひとまずAを医務室へ。

運ぶ時に触れたんだけど、Aの体が暑すぎてびっくりした。

本人も寒がってるし、こりゃまた熱上がるパターンかな…

収録が終わったら、Aん家行って看病してあげよう。

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