青春の馬 番外編 2

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12月30日の放送日になり、日向坂の出番も終わった。

ここで私は、芽実さんに電話をかけた。

見ててくださったかなぁ…

このご時世になってから全然会えてないし、電話するのも久しぶり。

だからこんなに緊張してるのか… (笑)






:






「もしもし、お久しぶりです！」


柿崎 「久しぶり〜！こんな時間にどうしたの？」


「今お時間大丈夫ですか？」


柿崎 「うん！さっきまでMelodiX見てたんだよ〜！久しぶりにキュン見れて嬉しかった！」


「あ、ほんとですか！実はA、芽実さんの衣装をお借りしたんです」


柿崎 「そうだったの！全然気付かなかった！」


「何かめちゃくちゃ身長が伸びてて… (笑)

ほんとにありがとうございました。芽実さんの大事な衣装なのに…」


柿崎 「全然いいよ〜！むしろAが着てくれて嬉しい」


「そんなこと言われたら会いたくなっちゃうじゃないですか〜」


柿崎 「ふふっ、またご飯行こうね。

未来のエースの話さ、また色々聞かせてよっ」


「いやいや、未来のエースなんて…まだまだですよ」


柿崎 「でも私が卒業した時に頼んだもん。

Aなら絶対出来るって分かってるから託したんだよ。

期待なんかしてないなら、最初っからあんなこと言わないからね」


「頑張ります…！時間はかかると思うけど、日向坂を守れる存在になります」


柿崎 「うん！でもあんまり背負いすぎちゃダメだよ？

ちゃんと悩んだら誰かに相談して、一緒に背負って貰ってね」


「はい！ありがとうございます！」




ここで失礼しますと言って電話を切った。

久しぶりに芽実さんの声を聞いて、やっぱり大好きだなぁって改めて思った。

ゆっくりだけど、1歩ずつ成長出来ているのかな。

まずは目の前のことを全力で駆け抜けるのが大事だよね。

今日はもう寝て、明日の紅白に備えます！！

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