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唯一の同い年 ページ6

今回こそは絶対に夢を叶えたいと思い受けた、坂道合同オーディション。

今日は大阪での2次審査の日です。

審査内容はカメラに向かって自己アピール。

特技はピアノだけどここでは弾けないし、歌やダンスも得意なわけじゃない。

考えて考えた結果、私のアピールは話すこと。



坂道グループ、特にけやき坂が大好きなこと、

そして引っ込み思案な自分を変えたくてこのオーディションを受けたこと。

今まで夢なんかなかった私に、初めてアイドルになりたいという夢が出来たこと。



人前で話すのは苦手だけど、精一杯の言葉で話すことを決めた。

審査までの待機時間、家族のみんなが一緒に考えてくれた台本を何度も読み返す。

とっくに覚えてるけど、やっぱり不安だからね。






:






ほんとに出来るのかな…

やっぱり歌った方が良かった?踊った方が良かった?

いくらシード権を頂いたとはいえ、私がいていい場所じゃないんじゃ…

そんな気持ちから涙が溢れて止まらなかった。

止まらない涙は頬を流れて伝え落ち、膝に置いていた台本にぽたぽたと落ちる。

いつもこうだ。泣いて自分を責めてばっかり。

そんな自分を変えたくてオーディションを受けたのに…

こんな弱虫じゃ受かるわけないよね。







:






「なぁ、大丈夫?」


「…えっ?」




泣いていると、隣に座っていた女の子に声を掛けられた。

顔を上げてみてびっくりした。

こんがり小麦色に焼けた肌。

だけど小さな顔。くりくりの大きな目。

まだ幼いと思うけど私と同い年ではなさそう。中2か中3の子かな?

でもハキハキしててオーラがある。

こういう子がきっと受かるんだよね。




山崎 「山崎天です。歳は12歳、中1やで」


「あ、えーっと… 私も中1です…」


山崎 「やっぱり同い年か!名前なんて言うん?」


「山本Aです…」


山崎 「Aって言うんや、めっちゃ可愛い!山本って名前似てるな!」


「ありがとうございます…?」




話しかけてくれたのは山崎天ちゃんっていう子で、私と同い年ってことが分かった。

私は同い年の子より年上の子の方が気が合う。

でも天ちゃんは違うかった。

初対面で人見知りなはずなのに全く気まづくない。

なんでだろう、不思議だな。

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みるく(プロフ) - リクエストありがとうございます!書かせていただきます! (2022年3月18日 0時) (レス) id: 5702b376e2 (このIDを非表示/違反報告)
うみ - 久美さんにテスト勉強を見てもらう話がみたいです! (2022年3月17日 11時) (レス) id: 72b2da1594 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - みらさん» リクエストありがとうございます!次のシーズンの初めに載せさせていただきますね! (2022年3月15日 21時) (レス) id: 5702b376e2 (このIDを非表示/違反報告)
みら - 夢主が参加してる楽曲、全てのフォーメーションがみたいです! (2022年3月15日 0時) (レス) id: 4d8987fc4e (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - みりさん» リクエストありがとうございます!書かせていただきます! (2022年3月13日 21時) (レス) @page12 id: 5702b376e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みるく | 作成日時:2022年3月7日 19時

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