青春の馬 番外編

・ ページ39

「ちょっと、私が落ちちゃうよ〜 (笑) 」


A 「えへへ〜」


「まあいっか、可愛いから (笑) 」




何度もお願いしたけど結局お風呂に入るお許しは頂けず…

まだ9時だけど眠りにつくことにしました。

2人でシングルベッドに入ったんだけど、Aがものすごい力で抱きついてくるから私は落ちそう (笑)

Aを壁際にしたの、間違いだったな (笑)






:






「明日もまたゆっくりしようね」


A 「久美さん、お仕事は？」


「明日は打ち合わせだったからまた今度にしてもらったよ〜」


A 「え、それはだめです！行ってきてください！」


「そんなの倒れるまで無理した子が言えるの？ (笑) 」


A 「むぅ〜」


「Aの体が1番大事だからね。

だってさ、お母さんとも約束したもん。私がAを育てるって」


A 「そう言ってくれた時の久美さん、めっちゃかっこよかったです」


「じゃあ今はかっこよくないの？」


A 「あ、そういう訳じゃなくて！！いつもより！です！」


「ありがと〜 (笑) 」




今だってこんなに甘えたモードになってるのに、どうして私の仕事の心配はするんだろう (笑)

でもきっと、Aには色々な思いがあるんだよね。

芽実の卒業にひよたんの休業、3rdシングルの発売も決定したし、ワンマンライブもある。

Aも次世代次世代なんて言われて、気持ちも追いついていないはず。

でもどんなことがあってもAは私が守るから、Aは自分の心配だけをしていたらいいんだよ。

早く元気になりますように…

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