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prognostic 21 ページ22





系「あぁ…クソ。ゴミばっかりだ」


ミ「ばっかりですねぇ…」



海水を水酸化ナトリウムでろ過し、

顕微鏡を覗く解剖医の2人の嘆きに、
六郎が疑問を投げかける。



六「今やってるのは
普通のプランクトン検査とは違うんですか?」


夕「普通は壊機法か酵素法だよね」


ミ「うん。

これは強い酸か酵素を使って邪魔の物を溶かして
プランクトンを検出するっていう一般的な方法なんだけど、

これだと硬い殻をもつプランクトンしか
検出できないの」


六「硬い殻を持ってないと一緒に溶けちゃう?」


夕「そ!

ウニの幼生のプランクトンは
主にタンパク質だから柔らかくて、

こういう やり方で試していくしかない」


六「ウニのプランクトンを破壊しないように
弱い酸で処理してるから邪魔なゴミが残る」


ミ「そう。もうゴミだらけでほぼ何も見えない」


系「はぁ…
クソ根気よく探して何日かかるんだ、これ」


ミ「もう、ラボだったら楽なのに…

んんっ、んっ、うんっ」



口からポロっと。

出てしまったミコトは中堂に睨まれて、
慌てて咳払いしている。



ミ「よし、ヘルプを呼ぼう!」



そう言って、ミコトはスマホを操作し始めた。


一方の夕子は久部の隣に座り、
ガサゴソと袋から酒やつまみを取り出す。



六「飲む気満々ですね」

夕「異性間交流会切り上げてきたんだからいいでしょ〜」

六「いせいかん?」

ミ「合コンの事」

夕「異性間交流会!」



ピシッと人差し指をたてる夕子をスルーし、
ミコトは聞く。



ミ「どうだった?」

夕「超不毛。超ド級の不毛!うん」
六「え?」



夕子は六郎にワインボトルとコップを渡す。

一緒に飲もうと言う事だった。



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チコ(プロフ) - 雨さん» ありがとうございます!今更感満載ですけど、応援よろしくお願いします(*^^*) (2018年7月31日 20時) (レス) id: 2c8b06a84d (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 久々にまたアンナチュラルにはまりました!!!更新頑張ってください! (2018年7月31日 16時) (レス) id: cd068f5c5f (このIDを非表示/違反報告)
チコ(プロフ) - 、さん» すみません、忘れてましたm(_ _)m (2018年7月27日 20時) (レス) id: 2c8b06a84d (このIDを非表示/違反報告)
- オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年7月27日 20時) (レス) id: 7e0f156f03 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:チコ | 作成日時:2018年7月27日 20時

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