mysterious girl【アンナチュラル】

mysterious 18 ページ19

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ミ「事故がどこで起きたのかを見つけて、
目撃者や監視カメラの映像探せば証明できる」


夕「社長がパーティーしてたマンションって
どこなの？」


ミ「それが分かんないの。
場所聞いたの佐野さんだけなんだってー…」


六「社長のFacebookの繋がりも探したんですけど、手がかりはありませんでした」


夕「社長に直接聞く」

ミ「課長さんがもう電話してくれたんだけどさ。
怪しまれて何も聞き出せなかったんだって」


夕「だめかー」

矢「手がかりなし…」



ミコトは、昨夜からAと中堂の間に
亀裂が入っていることを感じていた。

Aが三澄班の方にいるのを
中堂が気にしてチラチラとこちらを見ている。


間の人間としては、ものすごくやりにくいのだが。



矢「あっ、佐野さんの30日前の傷はどうですか。

この傷についたアスファルトや砂の成分を
調べれば、場所の特定ができますよね」


夕「お風呂はいってるよね」

ミ「はいってるよねぇ。1ヶ月前だもんねぇ」


矢「…初めてお風呂を恨めしいと思いました」



深く落ち込んだAを眺めていた夕子だが、
業者に呼ばれて席を立つ。



六「あの…あの古い傷の成分、
体じゃなくてバイクの方だったら？

残ってますよね？」


矢「ん？…それだ。久部くん、ファインプレー」



ミコトとAは、六郎の頭を撫でた。


ニヤける六郎だったが、
中堂を視界の端に捉えると顔を強張らせる。


なぜ俺は睨まれてるんだ？と怯える六郎。



六「き…聞いた方がいいっすか？」

ミ「そうだね」

矢「お2人にお願いします」



Aは、こちらを振り返る六郎に向かって
口角を持ち上げた。


彼女なりの、お礼なのだろう。



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