東大王×QuizKnock

1.紗良、高熱 ページ2

紗良side


朝起きた時からいつもと違う…。

はぁ…最悪…久しぶりに体調を崩したかも…。

今日はしかもご飯担当だから皆のご飯を作らないといけない…。

体調的に持つかな…。

一応熱だけ測って下に降りよう…。

体温計で熱を測ったら38.2℃の数字が…。

思った以上の高熱で自分でもビックリ…。

はぁ…とりあえず下に降りよう…。

フラフラの体を何とか動かしてリビングへ…。


光「紗良ちゃん、おはよう。」

紗良「おはようございます…。今から朝ご飯作りますね…。」

光「手伝うよ。」

紗良「ありがとうございます…。」


今日は皆休みのはずなのに光さんは早起きだな…。

２人で朝ご飯を作ってたんだけど目眩がして来て…。

でもバレる訳には行かなくて…。

必死に耐えて何とか完成させた…。

でも出来た安心感から目眩に耐えれずしゃがみ込んでしまった…。


光「紗良ちゃん！」

紗良「大丈夫です…。気にしないで下さい…。」

光「嫌々気になるよ。顔色悪かったし体調悪いんじゃない？」

紗良「大丈夫です…。」


そう言って立ち上がったんだけどやっぱりダメでふらっとしてしまった…。


光「…っと、危ない。紗良ちゃん、凄い熱。ソファー行こう。」

紗良「はい…。」


結局バレてしまって…。

光さんに支えられてソファーに横になった…。


光「いつから体調悪い？」

紗良「朝からです…。」

光「熱は測った？」

紗良「はい…。降りてくる前に部屋で…。」

光「何度だった？」

紗良「38.2℃でした…。」

光「高いね…。無理して起きて来なくて良かったのに…。どうする？部屋に行く？」

紗良「はい…。でも今動いたら倒れそうで…。」

光「和室に布団敷こうか？」

紗良「はい…。」

光「そしたら敷いてくるから待ってて。」

紗良「ん…泣」

光「泣かないで〜。いるから。」

紗良「すいません…泣」


熱がある事がバレてもう隠さなくていいのが分かってつい甘えてしまった…。

光さんは嫌な顔せずに近くにいてくれてる…。

他の皆さんも起きてきて私に気付いて近寄ってきた…。

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