夏の涼しくした部屋で。 ページ5
なかなか時間も合わず、とっくに夏になってしまった。
冷房のガンガンに効いた部屋で、大学の課題の構成を考えていた。
あなた「そろそろタバコでも吸おうかなぁ…」
堀内君にも会えるかもしれないーなんて考えてから驚く。
かなり会いたがってるみたいでちょっと恥ずかしくなる。
恋人なんかじゃないんだから。
あなた「ふあぁー、疲れ、た…ぁああああ？！」
立ち上がり窓の方を見るとピースした腕が浮い………ているはずもなく、
それは仕切りの向こうから腕を伸ばす堀内君なんだけれど。
少し駆け足でベランダに出る。
りく「あー、やっと気づいたー笑」
あなた「なっ、いつからやってたのこれ？」
りく「2分くらい前です笑笑」
あなた「まっったくぅ…笑」
こんなくだらないやりとりの楽しさが私にも、やっとわかったみたいだ。
あなた「で、どうしたの？？」
りく「Aさん、ちょっと頭いい大学生さんなんですよね？」
これは、まさかの…笑
りく「宿題教えてください！！！」
やはりか。
あなた「堀内君ねぇ、私が��ちょっと"頭がいい大学生ってわかってるならね…
私が高校の内容覚えてるように見えるの？笑
で、どこで勉強する？」
りく「そう言いながら教えてくれるんですね笑笑
こっちでいいですよ急に頼んじゃったし。」
あなた「あーじゃあちょっと待ってて…」
と、一旦部屋に戻り、お気に入りのサイダーの缶を2本持っていく。
りく「何持って来たんですか〜？」と呑気な堀内君の頬にピタッと引っ付ける。
りく「わ、冷た」
あなた「じゃーん」
りく「おぉ、美味しそう！！」
あなた「よーし、じゃあ始めよっか笑」
高校の内容も、思い出そうとすると案外出てくるもんで、
少しくらいは堀内君の役に立てたかなぁ。
少し日の暮れてきた頃、堀内君の分からなそうなとこも教え終わって、
そろそろ戻ろうかな、と話していた。
りく「いやー、もうね。Aさんのおかげで勉強してても眠くなかったですよ笑」
あなた「そりゃよかった笑笑またなんかあったら教えるよ。」
りく「いいんですか？やった笑」
あなた「じゃあ、また今度ね。」
と、自分の部屋に戻った。
４月ごろには暗い人間がなんたらとうだうだ考えていたのに、
今では堀内君と頻繁に会うようになって、いつもより楽しいと感じる日が増えた。
まぁタバコは吸うんだけどね笑
あなた「明日も会えたらいいな」
意味のわからない気持ちを振り払うようにタバコを吸った。
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亜緒(プロフ) - パオーンさん» コメントありがとうございます!!!!復帰後初のコメントに暖かいお言葉、嬉しいです……時間があれば、短めのを月曜前に更新できたらなと考えておりますので、よかったら読んでやってください！頑張ります！(2000字って難しいですね!!!!) (2019年8月14日 13時) (
レス) id: d418bc9a04 (このIDを非表示/違反報告)
パオーン - 続きがきになる。なんでこんないいとこで止まってるの！頑張ってくださいね！！ (2019年8月13日 16時) (レス) id: 89a24efd2c (このIDを非表示/違反報告)
亜緒(プロフ) - ヨルさん» このお話を好きだと言ってくださってありがとうございます。今更な感じもしますが、更新再開しようと思っていますので、よかったら読んでやってください……長い期間放置していてすみませんでした……。 (2019年8月4日 21時) (レス) id: 8ada1824cc (このIDを非表示/違反報告)
ヨル - このお話好きなので、何度か読み返させていただいているのですが…もう更新は無いのですかね？？ぜひ続きか読みたいと思っています。 (2018年11月29日 8時) (レス) id: 3ffb832df0 (このIDを非表示/違反報告)
亜緒(プロフ) - ななさん» わぁぁぁああありがとうございます,,,！そう言ってもらえるととても嬉しいです！！がんばって回復しますね！( ；∀；) (2017年12月27日 9時) (レス) id: 411e660ce7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜緒 | 作成日時：2017年7月8日 19時
