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紅降る中。 ページ24

もうすっかり秋らしい秋だ。
夏が終わって、風も冷たくなる、少し寂しい季節。
そんなある秋の日。

りく「Aさん!紅葉狩り、行きましょう!!( ´∀`*)」
あなた「…え?」

相変わらずのベランダのこと。
休日の朝10時。
唐突に紅葉狩りに誘われました。
………いや唐突だな!!

あなた「いま、から……?」
りく「あ、全然全然暇ならでいいんですけど笑笑」
あなた「いや、行こうか笑」
りく「よっしゃ笑笑」

りく君に案内されるがままに、電車で二駅くらいの真っ赤に染まった山についた。

あなた「わー、私これ登れんのかな…笑笑」
りく「降りれなくなったら俺が背負ってきますよ笑笑」

わああああ、全くかっこいいなもう…!!

あなた「そうならないように頑張りまーす笑笑」

だって、そんなんなったらドキドキしすぎて倒れる((
そんな会話をしたものの、少し歩いたところが紅葉狩りスポットとして開けていて、
心配の甲斐はなかった。

あなた「…すごい……………綺麗。。」
りく「すごいでしょ笑」

なぜかりく君が得意げになって笑っている。
久々にいうかもしれない。
………可愛い。

りく「ここ、あんまり観光客は来ないけど、管理のおじさんがいつお客さんがきてもいいように
って虫追い払ったりとか色々やってくれてるんです。」
あなた「そのおじさんは、知り合い?」
りく「いや、前に仲良くなって笑笑」
あなた「りく君そういう友達多そう笑笑」
りく「あはは笑笑」
あなた「だから葉っぱもこんなに綺麗なんだねー笑」
りく「でしょ(ドヤァ」
あなた「あ、そうだ。」

綺麗な中でも一層綺麗な葉っぱをすくって空へと放る。
私の想像した通りに、そこらじゅう(主にりく君の頭上(笑))に降り注いだ。

りく「わ、え、ちょ、もう一回もう一回!」
あなた「あはは笑笑、ほれっ」

もう一度紅を空へ放る。
辺りを紅が染める。
気づくと私の頭上にも紅が降っている。
驚いてりく君の方を見ると、
りく「仕返しですよ笑笑」
と笑っていた。

さんざん2人で遊んで、最後には1番多くの紅を降らせた。

あなた「また来たい、なぁ」
心から、そう思った。

りく「秋が終わる前に、もう一回来ましょうよ。」
あなた「あ、それいい!」
りく「おじさんも喜びます笑」
あなた「それはそれは笑さ、帰ってご飯食べよ。」
りく「Aさん、作ってくれるんですか?!」
あなた「久々に笑笑 何がいい?」
りく「えぇっと…笑」

一面の紅を抜けると、秋の澄んだ空が私たち迎えた。

住む世界と年齢差。→←月が綺麗だ。



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亜緒(プロフ) - パオーンさん» コメントありがとうございます!!!!復帰後初のコメントに暖かいお言葉、嬉しいです……時間があれば、短めのを月曜前に更新できたらなと考えておりますので、よかったら読んでやってください!頑張ります!(2000字って難しいですね!!!!) (2019年8月14日 13時) (レス) id: d418bc9a04 (このIDを非表示/違反報告)
パオーン - 続きがきになる。なんでこんないいとこで止まってるの!頑張ってくださいね!! (2019年8月13日 16時) (レス) id: 89a24efd2c (このIDを非表示/違反報告)
亜緒(プロフ) - ヨルさん» このお話を好きだと言ってくださってありがとうございます。今更な感じもしますが、更新再開しようと思っていますので、よかったら読んでやってください……長い期間放置していてすみませんでした……。 (2019年8月4日 21時) (レス) id: 8ada1824cc (このIDを非表示/違反報告)
ヨル - このお話好きなので、何度か読み返させていただいているのですが…もう更新は無いのですかね??ぜひ続きか読みたいと思っています。 (2018年11月29日 8時) (レス) id: 3ffb832df0 (このIDを非表示/違反報告)
亜緒(プロフ) - ななさん» わぁぁぁああありがとうございます,,,!そう言ってもらえるととても嬉しいです!!がんばって回復しますね!( ;∀;) (2017年12月27日 9時) (レス) id: 411e660ce7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:亜緒 | 作成日時:2017年7月8日 19時

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