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街灯の灯り ページ15

ーフィナーレの花火はいつだって、
1番大きくて、
1番綺麗で、
1番心臓に響く音で、
1番儚く消える。
そんな花火の余韻に浸りながら暗くなった道を歩くのも、お祭りらしいのかもしれないー

そんなことを考えながら、歩く。
花火も終わり、りく君とマンションまでの道を帰る。
帰る場所が一緒なので当然帰り道も一緒だ。
もうすっかり暗くなった道に点々とオレンジ色の灯りが浮かぶ。
ふと、隣を歩くりく君の顔を見たくなって、少し歩くペースを落とす。
前を向いているふりをして、その横顔を眺める。

りく「どうかしました?」
と、りく君らしくふにゃっと笑った。

あなた「ん?いーや、なんでもないよ」
綺麗だ。
なんて思ったことは秘密にしておこう。
ひっそりと微笑んで、りく君色のヨーヨーを二、三度跳ねさせる。

りく「お気に入りですね笑」
あなた「りく君がくれたからね笑」
照れるかなー、とイタズラに微笑んだが、りく君の表情は見えない。

なんだか悔しくなった。

1つ先の街灯まで走り、前を向いたまま言う。

あなた「また、来ようね」

そろそろいいかな、と振り返る。
ほんの2、3メートル後ろくらいの街灯の下にオレンジ色の灯りに包まれるりく君がいる。
片手で口元を隠して少し早足で私のいる街灯の下まで来る。
お、これは照れてるなぁ((
あなた「三勝二敗笑これで私の勝ちだね笑笑」
りく君が追いつくのを待って、言う。

りく「Aさんほんっとずるい…」
あなた「えへへ」
りく「そんなん言われたら来年来ないわけには…笑」
あなた「あ、来年はダメだよ。りく君受験じゃん?」
りく「Aさんさすが笑笑」

だらだらとくだらない話をして、マンションの扉の前まで来た。
不意に、りく君が言う。

りく「秋も冬もまた、どっか行ったりできたら嬉しいです


Aさんのこと、気になって来ちゃいました笑」

平然とした"フリ"でなんでもないように笑って部屋の扉を閉めた。
ため息をついて扉にもたれる。
見なくても分かるほど顔が熱い。

あなた「どういう…ことだよ……」
お祭りの終わりに、嵐の予感が、待っていようとは…

………………………………キリトリセン……………………………………………………
あのあのあのおおおおおおおお!!!
え、私今戸惑ってます((
お気に入り35人とか
評価17人とか
1000hit越えとか
1日400hitとか
170位とかああああ!!

え、私初投稿から1ヶ月ちょいのど素人ですよ…?

ほんっとうにありがとうございます!!!!

土砂降りの。→←花火と、二人。



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亜緒(プロフ) - パオーンさん» コメントありがとうございます!!!!復帰後初のコメントに暖かいお言葉、嬉しいです……時間があれば、短めのを月曜前に更新できたらなと考えておりますので、よかったら読んでやってください!頑張ります!(2000字って難しいですね!!!!) (2019年8月14日 13時) (レス) id: d418bc9a04 (このIDを非表示/違反報告)
パオーン - 続きがきになる。なんでこんないいとこで止まってるの!頑張ってくださいね!! (2019年8月13日 16時) (レス) id: 89a24efd2c (このIDを非表示/違反報告)
亜緒(プロフ) - ヨルさん» このお話を好きだと言ってくださってありがとうございます。今更な感じもしますが、更新再開しようと思っていますので、よかったら読んでやってください……長い期間放置していてすみませんでした……。 (2019年8月4日 21時) (レス) id: 8ada1824cc (このIDを非表示/違反報告)
ヨル - このお話好きなので、何度か読み返させていただいているのですが…もう更新は無いのですかね??ぜひ続きか読みたいと思っています。 (2018年11月29日 8時) (レス) id: 3ffb832df0 (このIDを非表示/違反報告)
亜緒(プロフ) - ななさん» わぁぁぁああありがとうございます,,,!そう言ってもらえるととても嬉しいです!!がんばって回復しますね!( ;∀;) (2017年12月27日 9時) (レス) id: 411e660ce7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:亜緒 | 作成日時:2017年7月8日 19時

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