帰る ページ27
一郎サイド
兄弟の中じゃ、いつも一緒にいる二郎と三郎がケンカした
二人ともお互いのこと分かってるだけに辛そうな顔していた
あのケンカの後はみんな部屋に戻り静まり帰っていた
「ケホｯケホ・・」
三郎の部屋から聞こえる、まずいな・・・風邪引いちゃったかな
三郎の部屋を覗くとベッドに座ってうつ向いていた
「どーした？苦しい？」
「ケホｯ・・・へーき・・」
何となく呼吸が苦しそうに感じる
「熱測ってみようか？」
「大丈夫だから、ありがとね・・もう寝て一郎くん」
いつもの三郎に戻っていた
「何か有ったらすぐ呼べよ？！」
返事の変わりに三郎は右手を挙げた
ガチャ・・・ﾄﾝﾄﾝﾄﾝ・・・・
ガッシャーン！！！ドタｯ！
何だ？！凄い音がした、ドアを開けると三郎の部屋のドアも開いていた
嫌な予感がして音がしたほうに急いだ
リビングへ来ると真っ暗な中に浅い苦しそうな息づかいが聞こえた
電気を付け見渡す
「・・・三郎！！」
キッチンに倒れている三郎を抱き起こす
「三郎！三郎！」
「はぁはぁ・・・ゴホｯ・・一郎・・くん？」
「どーした？大丈夫か？」
「あんまり・・・咳・・出るから・・ゴホｯゴホｯ
水・・飲も・・・とおもって・・コップ・・割っちゃった・・・」
「えっ？」
抱きしめていた三郎の手を見ると血で染まっていた
「はぁはぁ・・・ちょっと・・切っちゃった・・」
物音にみんな起きてきた
「何？！どーしたの！？」
「五郎！タオル持ってきて！」
「わ、わかった！」
「四郎！病院に電話して今から戻るからって言って！」
「はい！」
「二郎、車の用意して！」
「さぶ！大丈夫か？！」
だんだん青ざめていく三郎が二郎の手を掴んだ
「はぁはぁ・・二郎ちゃん・・・さっきは・・ごめんね
ゴホｯゴホゴホ！」
「俺こそごめんな・・今車持ってくるから！」
「はい！タオル！」
タオルを受け取ると三郎の手を握った
すぐに血が染みてくるのがわかる・・・
「一郎・・・くん、寝て？・・・俺も寝るから・・・
みんなも・・・明日早いんだし・・・」
「何言ってんの？！三郎！」
五郎が呼びかけても反応が鈍い・・・喘息の発作も出ている
「一郎くん！車持ってきた！」
三郎を毛布にくるみ抱きかかえ車に乗り込んだ
ラッキーアイテム
革ベルト
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nana(プロフ) - いつも読ませてもらってたのに、読み逃げしててすみません（＾＾； あおいさんの、リアル設定の相葉ちゃん病系を是非読んでみたいです！よかったらお願いします。突然お邪魔しました。 (2011年11月8日 18時) (
レス) id: ec1490a8be (このIDを非表示/違反報告)
ユーリ - また来ちゃいました(^∀^)相葉ちゃんのどんなに自分が辛くても、周りを思いやることのできるというところが好きです☆追い詰められると、どうしても自分のことでいっぱいになりがちな私なので、相葉ちゃんのような性格は理想です。 (2011年10月29日 7時) (携帯から) (レス) id: 1ac52211e1 (このIDを非表示/違反報告)
あおい - ユーリさん読んで頂き光栄です！コメントは力が湧きます！頑張ります！ (2011年10月22日 1時) (レス) id: ea9cb0be62 (このIDを非表示/違反報告)
ユーリ - この小説すっごく大好きですｖ続き楽しみにしてますので、更新頑張ってくださいｖ (2011年10月21日 8時) (レス) id: e1b7b3c02c (このIDを非表示/違反報告)
あおい - ルータスさんありがとうございます！ガンガン書きまくりますね！ (2011年10月10日 17時) (レス) id: ea9cb0be62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおい
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/aoilove/arashi
作成日時：2011年10月5日 23時
