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「早く逃げろォ!おっさん知らないからな!おっさんは一切責任を取りません!!」
ヤベェもう大砲が来ちまう!
「不味い!忘れてた!大砲のこと忘れてた!!」
皆がせまりくる大砲の発射にパニックになる。
なんか知らんけどメガネ君はメガネ(本体)を無くして焦っているし、うさぎちゃんは酢こんぶを求めて暴れまわっている。
マジでどうする!?みんな死んじまうぞ!
頭をフル回転させていると、うさぎちゃんは星海坊主の方を向いて、
「あー酢こんぶだ」
髪の毛を剥いで食べた。
エ?
「えぇぇぇ!!!」
「ぎゃあああ!何すんのォォォォ!お父さんの大事な昆布がァァァ!!」
「オイィィ!何食ってんだ!出せェェハゲるぞ!そんなもん食ったらハゲるぞ!!」
「ハゲるかァァ!!お前ホント後で殺すからな!」
食っちゃったよ髪の毛、もうカオスだよこの状況。
星海坊主の方に意識が向いていると
ドォン
大砲がついに撃たれた。
ア、死んだ。
「ぎゃあああどうすんの!忘れてた!オイ坂田どうにかしろ!」
「ふざけんな俺には無理だ!A、ここは諦めて心中しよう」
「諦めんなァァァ!てめーなんかと心中は嫌だわ!」
「メガネメガネ…」
「お前はまだメガネ探してたんかい!」
クソ、もうダメだ間に合わない。
せめて子供だけでも、と近くにいたメガネ君を庇って大砲に背を向け、せまりくる攻撃に目を瞑った
が、いつまで経っても斬撃を感じられない。
恐る恐る目を開くと、そこには傘一本て砲撃を防いだ星海坊主が。
「ククッ、俺も焼きが回ったようだ」
「いや髪の毛の方も焼きが回ってるけど」
「他人を守って…くたばるなんざ…」
星海坊主はそれだけ残すと倒れてしまった。
「は、星海坊主!」
「坊主さん!」
「おいハゲッハゲッ!」
「ハッ…じゃない坊主さん!」
「ハゲェェェ!右側だけハゲェェェェェ!!」
「Aさ〜ん生きてやすか〜い」
「生きてるわ勝手に殺すな」
砲撃によりえいりあんは死滅、そして星海坊主がかばったことにより、犠牲者は一人も出なかった。
「てめー勝手に行きやがって。管理官が単独行動してもいいのかよ」
「私行きたくて行ったんじゃないけど。てめーも見てたろ連れてかれるところ!」
「まあまあトシ、Aちゃんが無事だったんだ、良しとしようじゃないか」
あ、局長サンの優しさが傷口に染みる…。
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通行人N(プロフ) - ミウラさん» コメントありがとうございます(_ _;)そう言っていただけてとても嬉しいです✨これからも更新頑張りますので、温かい目で見守って頂ければと思います。是非、また感想をお聞かせくださいね! (2023年4月2日 14時) (レス) id: 39adec4ff4 (このIDを非表示/違反報告)
ミウラ(プロフ) - 本当に大好きです (2023年4月2日 14時) (レス) id: 3b25166bee (このIDを非表示/違反報告)
通行人N(プロフ) - ありがとうございます〜!自分の妄想を並べているだけですが楽しんでいただけたなら光栄です。これからも頑張るので宜しくお願いします! (2022年9月25日 16時) (レス) id: 653891ee58 (このIDを非表示/違反報告)
リンくん(プロフ) - 面白いです!これからも頑張ってください!! (2022年9月24日 18時) (レス) @page47 id: a5a7605112 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:通行人N | 作成日時:2022年7月20日 11時