今日も君をPick Me Up season2

【第57話】本音の言葉 ページ10

木村柾哉side



将吾｢柾哉くんの本音を聞きたい｣




俺の本音……




柾哉｢俺は…



Aちゃんが好きだ。



たじが入学してすぐに、彼女と肩をぶつけて…


それで恋に落ちたみたいだけど…。




俺もその時に彼女に一目惚れした。｣



将吾｢……｣




柾哉｢だから、体育の時間に彼女とペアを組んだんだ。



俺もずっと彼女のことが好きなんだよ。


でも、言ったら、好きって言ったら！



溢れる気持ちが収まらないんだ。





たじに悪いと思った、それでも



今じゃどうしようもないぐらいに



Aちゃんのことが好きなんだ！｣





今までの気持ちを全部



たじに言った。




息がきれる




将吾｢……そっか。


俺、嬉しいよ｣



柾哉｢え？｣



将吾｢柾哉くん、ずっと辛そうだった。


でも、今の柾哉くんは。凄く清々しくて


いつもの柾哉くんだ〜って思える！｣




たじ……




将吾｢ライバル増えるのは嫌だけど



でも、こうして俺に言ってくれたの凄く嬉しい！｣



柾哉｢……怒ってない？｣



将吾｢え？なんで？怒らないよ？



これからは友達として




ライバルとして頑張っていこうよ｣




そう言って俺に握手を求めてくる




何でもできる、たじ。



心も広くて何度救われたか。





柾哉｢ありがとう！！ぜっっったいに負けないから！｣



将吾｢こっちもだよ！｣





お互い握った手は熱く




少しだけ震えていた。

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