今日も君をPick Me Up season2

【第83話】笑顔溢れる ページ37

メリーゴーランドから降りて、少し頭がボーッとする



きっと京介くんのせいだ。




京介くんは大夢くんたちに呼ばれてゴーカートに行ってしまった。





あの瞬間




凄く変な感じだったな。




上手く言葉に表せないけど…





匠海｢おっ？このテーマパークには似合わん


浮かない顔をしている人を発見！！｣





前から聞き覚えのある声が聞こえてパッと前を向く





雄大｢ええ〜どした〜ん？｣


威尊｢Aちゃん、疲れた？笑｣



そこには匠海くん、雄大くん、威尊くんがいた




この3人は学校では



大阪出身で王子様のようなカッコ良さがあるため



浪速のプリンスと呼ばれている




確かに、今3人が並んでコッチに来ているけど



王子様のようだ




｢ううん！メリーゴーランドではしゃぎすぎちゃったみたい！｣


雄大｢さっきの、匠海と威尊みたい笑｣



ケタケタ2人を見ながら笑う雄大くん




匠海｢まぁまぁ、疲れたならこれ飲みーや！！｣



スっと匠海くんが私に渡してきたのは




｢ジュース？｣


威尊｢これ匠海がめっっっちゃ美味いって言うから


俺らも買って飲んだら、めっっっちゃ美味かってん！！｣



雄大｢Aちゃんにも飲んで欲しくて買ってきちゃった！｣



渡されたジュースを受け取ってはみたが…





｢あ、でもお金……｣


威尊｢Aちゃん！そんな野暮なことは聞いたアカンよ！


威尊くんありがとう！大好き！って言ってくれたら、それでええから！｣



匠海｢なんやそれ、Aちゃん言ったアカンで｣


雄大｢威尊はすぐに大好きって言わすからな〜｣



あははははっと笑い出す3人



この3人といると、不思議と楽しくなる



人を笑顔にするのが、きっと上手なんだろうね…




｢あはははっ絶対に言わないからね！｣



匠海｢あっ、笑った！｣



｢え｣



威尊｢Aちゃん、疲れたのか笑わんかったから


少し心配やってん！



でも笑ってくれて良かった…｣



そういや、少し疲れてたかな…



顔を触ってみても分からなかったが



3人のお陰でより楽しくなれた



雄大｢Aちゃんは笑った顔が世界で1番可愛いよ！｣



雄大くんがそう言ってくれた





｢えへへ、ありがとう3人とも



大好きだよ！｣




威尊｢はい、アウト。可愛すぎてアウトです。


保護します。｣



匠海｢ちょっ！雄大！！威尊を止めるぞ！｣



雄大｢まかせて！！！｣

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