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迂闊だった【ドルバロム】 ページ30

「お兄さん、何してるの?」

自分に向けられた言葉だと気付くのに一瞬
時間を掛け、それより素早く後ろを向く。

「ごめんね!怪しい奴じゃないんだよ?私は・・

うわーおよーく喋るなこの女性。
マシンガントークとはこれを指すのか。(絶違
二人から見えない位置に右手を自然に動かし、
サプレッサー付きの拳銃を出す。
場合によっては初の殺人になるかなこれ。

「僕はクラハ。祀の能力で生み出された者だよ。
危害を加えるつもりはないからね。」

ヒャーバレテーラ!おかしいな確実に拳銃は
見えてない筈なんだが。敵意察知機能付きか。

次から次へと問題が起こる。
狙撃銃を消した所を見られた。
しかもクラハ、とかいったかコイツ。
人格を持つ能力も居るのか。この世界の危険度
まだまだ上がるな。能力の持ち主が常識人でも
能力が悪人であるパターンが増えた。

この女性の能力は分からんが一応友好的に
振る舞っておこうか。

「こんにちは。私の名前はドルバロムです。
 もしかして迷子ですか?お嬢さん。」

「ええっなんで分かったの?」

「森の中を振袖で歩いている人は誰が
 どう見ても迷子ですよ。お乗り下さい。
 館までお送りしましょう。
 多少乗り心地が良くないかもしれませんが。」

そう言いつつ装甲車を出す。そうだよ元々
装甲車を降りてちょくちょく偵察してたから
こんな珍客を乗せるハメに遭ってるんだ。
次からは少し偵察の回数を減らそう。

二人が腰掛けたのを確認しエンジンをかける。

損得勘定をし続けて生きていくのか此処でも。
そう思い溜め息をつく。

「この性分だけは変わって欲しかった。」

「ん?何か言った?」

「いえ、何でもありません。」

アクセルを踏み凸凹の道を揺れながら装甲車は
ゆっくりと走り出した。

相談中 レイル→←俺は俺だぜ☆ 北斗



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北斗(プロフ) - 7の方のursです!一話の方行進しました!【https://uranai.nosv.org/u.php/novel/naitomea12/】 (2019年10月5日 16時) (レス) id: aafc5aee29 (このIDを非表示/違反報告)
ドルバロム(プロフ) - 北斗さん» ありがとうございます。 (2019年10月5日 16時) (レス) id: a1570f4cef (このIDを非表示/違反報告)
新玲乃音元iqqvyuu(プロフ) - 北斗さん» 了解しました!! (2019年10月5日 16時) (レス) id: c000802a3c (このIDを非表示/違反報告)
ドルバロム(プロフ) - 更新終わりました。 (2019年10月5日 16時) (レス) id: a1570f4cef (このIDを非表示/違反報告)
北斗(プロフ) - 新玲乃音元iqqvyuuさん» こっちの編集が終わったらURSはるから来てね〜 (2019年10月5日 16時) (レス) id: aafc5aee29 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:グランディ x他14人 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2019年9月19日 22時

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