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やっぱり理解できない メアリ ページ13

「二人とも、これでおとなしくしとけ!!」

そう叫んであたしに水をかける。
その瞬間、あたしはポータルを開いて別の世界…
まあ、いつものインフィニティワールドへ飛び込む。
その瞬間髪の毛に掛かった水が蒸発する。
髪の毛を整えて、あたしはまたそこへ戻る。

「も〜何するのさ!そ〜いうの禁止だって、教えられてないの?」

あたしは両手から炎を出し、凍りかけている名無しのチート?
という人の頭の氷を溶かす。後ろに生き物がいるけど、この世界にいる独特の何かかな?

「あと、あたしをこんな目にした罪は大きいよ?」

あたしの周りに咲いていたはずの花が、変な臭いをしながら腐っていくのがわかる。
ニンゲンの嗅覚のレベルは知らないけど、あたしにはわかる。

「なっ…」

誰かがこの場所の違和感に気づいた。
周りの人々が此処から逃げていくのがわかる。
風が動き、何処かで雷が鳴る。

「おい、これはどうなっているんだ?」

あたしは本当に知らない。
まず能力なんて持ってないし。
最初から持っていたのは、知識と遊び心。

「ひうっ…」

猫耳の少女が怯えて下にしゃがむ。
あたしは呟く。

「この世界残ると良いんだけどなあ。あたし気に入ってるの」

そういうと、空が赤くなる。
世界のどこかに隕石が落ちた、そういう気がした。
続けて言う。

「ここだったら、壊れちゃう。一緒に別のところ行こうよ!」

あたしは全てのポータルを開き、あたしの…あたしと宇宙ドラゴンの

 あたし達だけの無限の世界
インフィニティワールドに引き込む。
みんな同じ場所に移したから構わない。
何かあれば宇宙ドラゴンが助けに来てくれるし、
ポータルはまた開けるし。
遊ぶためにこの世界に人を呼んではいけない、何て言われたけど、
あたしは悪くない。
たった一瞬のニンゲンの時間。
どんなに努力しても、あたし達には追い付かない。

「わぁ!」

「いっ…つ」

「グッ!」

変な場所に着地しちゃったかな?あたしは瓦礫の上に立つ。

「ね?皆さん遊そぼうよ!」

そこにいた3人は、あたしから距離を取る。

≪死と夜明け、終わりは始まり≫

今一瞬宇宙ドラゴンの声がした気がするけど、気にしない。
あたしはお気に入りのポータルを手で触る。

もしかして、ポータルの中から誰か出てくるかも?
魔法?
星?
光?
闇?

あたしはつい楽しみで、口に星の欠片を含む。
ゴリっと口の中で、星が砕けた。
楽しみ、どんな風に輝くのかな?

命知らずの愚か者 by茶碗むす→←迷い込んだ場所 【舟橋優菜】



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北斗(プロフ) - 7の方のursです!一話の方行進しました!【https://uranai.nosv.org/u.php/novel/naitomea12/】 (2019年10月5日 16時) (レス) id: aafc5aee29 (このIDを非表示/違反報告)
ドルバロム(プロフ) - 北斗さん» ありがとうございます。 (2019年10月5日 16時) (レス) id: a1570f4cef (このIDを非表示/違反報告)
新玲乃音元iqqvyuu(プロフ) - 北斗さん» 了解しました!! (2019年10月5日 16時) (レス) id: c000802a3c (このIDを非表示/違反報告)
ドルバロム(プロフ) - 更新終わりました。 (2019年10月5日 16時) (レス) id: a1570f4cef (このIDを非表示/違反報告)
北斗(プロフ) - 新玲乃音元iqqvyuuさん» こっちの編集が終わったらURSはるから来てね〜 (2019年10月5日 16時) (レス) id: aafc5aee29 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:グランディ x他14人 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2019年9月19日 22時

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