望みと願い 【名無しのチート】 ページ2
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サクラネコとレイルが防具屋に入っていくのを見届けると、私は武器屋の近くにある占い屋に足を運んでいた。
「いらっしゃい。ん? こりゃ珍しい客じゃな」
「ここは何の占いをしてるんだい?」
占い屋の中に入ると、魔女の家のような独特な雰囲気があり中には黒いローブにフードを被っているお婆さんがいた。
「ここは客の望みや願いが叶うかどうか占う場所じゃよ、霊媒体質のお嬢さん」
「っ…!! へぇ……」
初対面で、私の厄介な体質を見抜いたお婆さんに驚く。
「言っておくがな、お主の望みも願いも叶わんぞ」
「だろうね……」
「叶わない方が、お主にとっても彼等にとってもいいじゃがのぅ…」
お婆さんは妖しく光る水晶を見ては、悲し気な声色で言っていた。
「そうだ。これをお主にやろう」
すると、お婆さんは突然俺に向かって何かを投げ渡した。
お婆さん、プロ野球選手並みの豪速球だったぞ(汗)
「何これ」
お婆さんが投げ渡してきたのは、ウエストポーチと聖書のように綺麗な表紙の分厚い本だった。
「四次元ポーチとお主の使える能力が全て書かれた本じゃよ」
「ドラ○もん?」
「誰がドラえ○んじゃバカタレ。そのポーチは自分が今欲しいものを思い浮かべて手を入れると望んだものが出てくる。お主なら、悪用しないじゃろ?」
お婆さんが意外と口悪かった←
「ありがとう。大事に使うよ」
「またな、×××××」
気が付くと、私は防具屋の外にいた。
あのお婆さん……何だったんだろうか……
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北斗(プロフ) - 7の方のursです!一話の方行進しました!【https://uranai.nosv.org/u.php/novel/naitomea12/】 (2019年10月5日 16時) (レス) id: aafc5aee29 (このIDを非表示/違反報告)
ドルバロム(プロフ) - 北斗さん» ありがとうございます。 (2019年10月5日 16時) (レス) id: a1570f4cef (このIDを非表示/違反報告)
新玲乃音元iqqvyuu(プロフ) - 北斗さん» 了解しました!! (2019年10月5日 16時) (レス) id: c000802a3c (このIDを非表示/違反報告)
ドルバロム(プロフ) - 更新終わりました。 (2019年10月5日 16時) (レス) id: a1570f4cef (このIDを非表示/違反報告)
北斗(プロフ) - 新玲乃音元iqqvyuuさん» こっちの編集が終わったらURSはるから来てね〜 (2019年10月5日 16時) (レス) id: aafc5aee29 (このIDを非表示/違反報告)
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