戦いの後で ユーミ ページ34
私は戦いが終わった後、放心状態だった。
能力で沢山の生物が出てくること、その生物は、私の言う事を聞いてくれること。
それで私の判断を間違えたら?
せっかく来てくれたみんなが消えてしまうかもしれない。
<おい、ユーミ。どうするんだ?>
そうミーユが言う。
<もう一人は何処かに行ったぞ。>
そう続けてミーユは言った。
「………凄かったね」
ふ、と呟く。
私の能力も初めて見たから凄かったけど、茶碗むすさんの能力が凄かった。
恰好がよくて、あんな自分になりたい…そう思った。
「ねえ、ミーユ、不死鳥の…冷。これからどうしよっか」
座っていたところから立ってドラゴンの相性と討伐方法と書かれた本を持つ。
<やりたい事が有るのですか?>
そう冷が言う。
「うん。絶対馬鹿にすると思うよ?」
そう言い、私はミーユと冷に言う。
私はね…此処の案内屋か架空世界使いになりたいんだ。
これから来る人々に、夢と楽しさを恵みたい。
だから…
此処を記す地図を作ろう。
私自身何も行ってないからね。
何かをして、誰かを喜ばせたいんだ。
此処にいる町の人にも、全てを恵んで。
此処にいる事が楽しいって、そう思われたいんだ。
<へぇ…案内屋か。>
本の上から地上に降りる。
<架空世界使い…って、何をするのですか?>
それはね…と答えようとした瞬間ミーユの体が光り、一人の青年になった。
「案内屋って、楽しそうだな」
俺もやるか、なんていうのはさっきのミーユ。
私と冷は驚いて、目を大きくさせる。
「え、いやミーユ?いいよ!私がやりたいだけだし」
なんて断ると、ミーユは不満そうに
「いや、駄目か?」
なんて言うんだから止まらない。
何処からか出してきた大量の本を片手に持ち、鎌か何かを振り回す。
そして森に入っていった。
「ちょっ、まってミーユ!」
私は焦って追いかける。走って、先を歩くミーユに一歩でも早く追いつこうとする。
<ミーユさんって...死神ですよね>
そう冷が呟く。
ええぇぇ!なんて言いたくても言えないほど加速していた私は、
足元にあった何かに躓いた。
「いっつぅぅぅ…」
何だろうこれ?
私は周りを見てみる。
先をゆっくりと歩くミーユを見失わないように焦って周りを見る。
すると、少し先にミーユではない人影を見つけた。
「あっ、あの!これ落しませんでした?」
その人は私の肩を叩き、そう言った。
〜〜〜
誰か続けていただければ嬉しいです!
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北斗(プロフ) - 7の方のursです!一話の方行進しました!【https://uranai.nosv.org/u.php/novel/naitomea12/】 (2019年10月5日 16時) (レス) id: aafc5aee29 (このIDを非表示/違反報告)
ドルバロム(プロフ) - 北斗さん» ありがとうございます。 (2019年10月5日 16時) (レス) id: a1570f4cef (このIDを非表示/違反報告)
新玲乃音元iqqvyuu(プロフ) - 北斗さん» 了解しました!! (2019年10月5日 16時) (レス) id: c000802a3c (このIDを非表示/違反報告)
ドルバロム(プロフ) - 更新終わりました。 (2019年10月5日 16時) (レス) id: a1570f4cef (このIDを非表示/違反報告)
北斗(プロフ) - 新玲乃音元iqqvyuuさん» こっちの編集が終わったらURSはるから来てね〜 (2019年10月5日 16時) (レス) id: aafc5aee29 (このIDを非表示/違反報告)
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