作者達が迷い込む町 6【小説】

そう言う関係　サクラネコ ページ32

「ちょっと鈴華、泣くな。大丈夫だから、落ち着きな。」

「スヒィ……」

窓から謎の女の人がやって来てレイルさんに抱きついて泣き出してしまった

雰囲気からみると恐らく感動の再開、と言うやつなのだろう

ふむ…

「では失礼するのでお二人はお幸せに…」

恐らく将来を誓い合った関係なのだろう、だったら私がいたらややこしくなる、私がいることで二人の仲に傷が入っていけない！

空気を読んでここは出た方が良いだろう、パタンと扉を閉める

何だかんだあの人も綺麗な人だったし、レイルさんにそんな人がいてもおかしくない

大丈夫ですよ、私はレイルさんとはそーゆー関係になってないですからね

「あ、階段見っけ」

とりあえず一階まで降りましょうか、レイルさんの話だと名無しのチートさんもいるようですし、会えたらラッキーのつもりでここを調べよう

もしここがおばあさんの言っていた屋敷ならすごく嬉しいけど…そうじゃなかったら知らない人のお部屋で！

うう、お部屋の主がいなくて助かりました…

そして一階についた

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