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涼「今日、僕の家来なよ!こんな事件があったから怖いしさ。」
貴「いいよ。じゃあ、一緒に帰ろうね。」
涼「やった!」
満面の笑みでガッツポーズをする山田くんは本当に可愛い。
あんな事件があってクラスのみんなは悲しさで押し潰されていたが山田くんは何事もなかったかのようにずっと明るかった。
なんだろう。違和感を感じる。
気のせいか。
全ての授業が終わり、山田くん家に向かおうとした。
涼「よかったら僕ん家に泊まりに来ない?」
そんなお誘いを受けた。
貴「へ!?」
間抜けな声が出てしまった。
涼「Aのとこ両親いないんだろ。一人で家にいるのは危ないしさ。しかも、昨日特別なお肉が手に入ったからさ。」
貴「じゃあ、泊まろっかな?」
涼「ありがとうぅ!僕も一人で寂しかったからさ。」
そう言いながら抱きついて来た彼は本当に可愛い。
あれ?私、両親がいないこと山田くんに言ったっけ?
なんやかんやで山田くんに伝わったのだろう。
そう軽く流してしまった自分をまたも恨みたい。
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作者名:あおいのすけ | 作成日時:2018年1月4日 17時