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「お久しぶりですね、沖矢さん」
沖「あぁ、白瀬さん…でしたっけ」
「まぁ、覚えててくれたんですか。光栄です」
沖「記憶力は良い方なので」
道端で、目が開いていない男と対面している。
沖矢昴は、私の正体は知らないはずなのに、こんなにバチバチしているのは何故か。
火花が散るように、静かにお互いを見据える。
その様子を心配そうに見つめる1人の小学生・江戸川コナン。
警視庁公安部に勤める蒼井Aは、現在白瀬琴葉の偽名を使って潜入捜査をしている。
白瀬琴葉と関わる人間で、白瀬琴葉=蒼井Aだと結び付けることができるのは、現段階で1人。
同じく公安の、降谷零さんだ。
降谷さんは警察庁勤務であるが、潜入捜査を共にしている。
降谷さんも私と同じく、安室透という名を使って潜入している。
そして、この男。
沖矢昴は、降谷さんの因縁の相手・赤井秀一と同一人物である。
赤井さんとは直接喋ったことがないため、資料の知識しか知らない。
相手の仕草とか、スキルとか、知識としては頭に入っているが、実際にそれを確認したことがない。
上司が嫌いだから私も嫌う、なんて理不尽なことはしないのだが、この男には斜に構えてしまう。
沖「今日は安室さんと一緒ではないんですね」
「安室さんと2人であなたに会ったことってありましたっけ？」
沖「いや、ありませんね。けど、このチケットを2人にお渡ししようと思いましたので」
「チケット……？」
沖矢さんから手渡されるチケット2枚。
そこに印字されているのは"東都水族館"の文字と、キャッチーな絵柄。
この水族館のチケットを、私と安室さんに？
コ「そ、園子姉ちゃんが安室さんと琴葉お姉さんにも渡してほしいって」
「私と安室さんに？有難いけど、どうして…」
沖「このチケットでデートに行ってほしい、と言ってましたよ」
「デ、デートって……そんな関係じゃないんですけど」
ゲッソリ、という言葉がピッタリな私の表情。
デートをするような関係ではない。
園子ちゃんにも沖矢さんにも勘違いされているみたい。
けどまぁ、私たち2人の正体がバレるよりはマシである。
これからの潜入捜査がスムーズに進むよう、やんわり否定しながらチケットを受け取っておくか。
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カルーア - いつでも更新待ってます、頑張ってください!応援してます (2023年4月26日 22時) (
レス) id: 12bbba78f7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴかそ - 面白すぎて一気読みしちゃいました、、、！毎回毎回、次のお話に進む瞬間が楽しくて仕方がなかったので、更新停止中の文字を見たときは動き止まりました笑笑続き土下座待機してます！無理せず頑張ってください！応援してます！！ (2023年4月12日 17時) (レス) @page13 id: 515339af0b (このIDを非表示/違反報告)
鈴乃ちひろ(プロフ) - äöüëÿさん» コメントありがとうございます。面白いだなんて、そんな、めちゃんこ嬉しいです…！！これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします。 (2023年1月15日 21時) (レス) id: bd08e2bf01 (このIDを非表示/違反報告)
äöüëÿ - すみません「ください」が「くでさい」に、、、、 (2023年1月11日 18時) (レス) @page13 id: b4769954a9 (このIDを非表示/違反報告)
äöüëÿ - とても面白いです。。これからも頑張ってくでさい☺︎ (2023年1月11日 18時) (レス) @page13 id: b4769954a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴乃ちひろ | 作成日時：2023年1月5日 16時
