１１３話 ページ7
暗い
くらい
クライ
嫌だ、怖い
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
A「…だ…れか…」
声が上手く出ない。真っ暗で真っ暗で、前も後ろも右も左も見えない。
ガタガタ体が震える。もう立っていられなくなって、その場に座り込む。
嫌だ…怖い…
そこに
「…__」
誰かの声と、小さな光。
その光と声は、徐々に近づいてくる。
国見「…A？」
その声の主は国見。光の正体は、国見が持っている携帯だった。
A「く、くに…み…！」
国見に飛びつこうとした。でも足がすくんで動けない。
国見「…！A！？」
声が聞こえたのか、すぐさまAの元に駆け寄る。
国見「大じょ__わっ！」
A「国見…っ！」
近くまで来たのがわかると、勢い良く抱きついた。
A「くに…み…」
国見「…ぁ…えっと…」
突然のことに驚きを隠せない国見。それもそうだ、普段Aがこんな風に抱きついてくるなんてありえないのだから。
A「…ごめ…ん…今だけ…でいい、から…」
震えながら、涙を流しながら、小さな声で。
A「抱きしめて…」
国見「…！」
彼の耳にはしっかりとそれが聞こえた。そしてきつく彼女を抱きしめた。
Aの体はガタガタと震えていて、見えなくてもそうとう怖いんだ、ということがわかった。
そして、泣いている、ということも。
国見「…俺がいるから……大丈夫、大丈夫」
まるで子供をあやすように、背中をさすりながら「大丈夫、俺がいる」そう繰り返した。
その壁の方では
お化けたちが二人を見てこう語っていたそうだ。
「リア充には爆ぜて欲しいけどあのリア充は爆ぜて欲しくないなぁ…」
「確かに！…でも抱きしめてもらいたいわ…私も」
お化けたちの願いは、叶うのだろうか。
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あおインコ(プロフ) - HALKAさん» あ、ありがとうございます！！更新まっっっったくしてないこのお馬鹿作者の心に凄く響きました…泣。本当にありがとです！頑張ります！（とか言ってやらないやつ）← (2015年10月21日 15時) (
レス) id: 7ba3704a0a (このIDを非表示/違反報告)
HALKA(プロフ) - この作品すごい面白いんで見捨てませんよ！絶対に!! (2015年10月21日 11時) (レス) id: 98ad09dfad (このIDを非表示/違反報告)
あおインコ(プロフ) - 千尋さん» 了解いたしました！２の方多いですねぇ、なんか嬉しい･･･。あ、コメントありがとうございますでした！！！ (2015年10月12日 21時) (レス) id: 7ba3704a0a (このIDを非表示/違反報告)
千尋(プロフ) - 私も2がいいとおもいます！ (2015年10月12日 21時) (レス) id: 6ccd3b8e08 (このIDを非表示/違反報告)
あおインコ(プロフ) - 赤見谷 月羽さん» に、ですね！了解です！ありがとうございます！ (2015年10月12日 21時) (レス) id: 7ba3704a0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおインコ | 作成日時：2015年6月29日 23時
