141話 ページ43
及川「それじゃあ、皆いっくよー、王様だー…」
全員「「王様だーれだ」」
及川「ちょ、ひどい!」
及川の合図を無視して、他の奴らがくじを引く。
今回の王様は?
黒尾「あ、俺だわ」
トップバッターに、この腹黒トサカが来てしまい、周りの奴らは「あぁ…」と見るからにテンションを下げてしまった。
黒尾「んじゃ命令な〜」
何を言い出すのか、全員の視線がニヤつく黒尾の顔に集まる。
黒尾「5番が、10番に…ハグ」
全員「「いきなりハードルたけぇなおい!!」」
そしてみんながみんな、5番誰?10番誰だ?と騒ぎ始める。そしておずおずと出てきたのは、5番のくじをもった烏野の山口。
菅原「5番は山口かー、で、10番は?」
日向「お、俺です!」
日向が出てきた瞬間。シーン…とその場が静まり返った。そして白々しい目で日向と山口を見つめたのだ。
黒尾「…準備はできてるぞ、ほら」
携帯を構えた軍団が数名。二人のすぐそばで構える。その中の一人、舞は完璧に興奮状態だった。
舞「ちょ、なになにすごい!ほら、二人とも早くハグしちゃいなって!ぎゅーって、ね?ぎゅーって!」
予想外の舞の反応に、男たちは返す言葉が見つからない。そんな中、一瞬だけだぞ、と言いながら日向と山口はハグをした。これが世に言うボーイズ〇ブに含まれたとしても、何も言えない。なぜならこれは、王様の命令だからだ。
王様の命令は、絶対。だから。
その後もどんどん進んでいき、2番が猫の真似、とか4番が王様に向かって投げキッスとか、いろいろあって、そしてとうとうこの人の番が来てしまった。
及川「あ、俺王様☆」
全員「「…チッ」」
及川「集団舌打ちやめようか!?」
この人の順番が来てしまい、最初の黒尾の時のような空気になってしまった。そんな空気もわかっていてか、及川は明るく大きな声で言った。
及川「じゃあ、7番がメイド服来て皆の前でニャンっていう!!」
「なんか王道…」と思った奴らだったが、7番が誰かわかると、顔色を変えた。
その7番とは、今これを読んでいる皆さんの想像通り。
A「…7番…」
Aなのであった。
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あおインコ(プロフ) - HALKAさん» あ、ありがとうございます!!更新まっっっったくしてないこのお馬鹿作者の心に凄く響きました…泣。本当にありがとです!頑張ります!(とか言ってやらないやつ)← (2015年10月21日 15時) (レス) id: 7ba3704a0a (このIDを非表示/違反報告)
HALKA(プロフ) - この作品すごい面白いんで見捨てませんよ!絶対に!! (2015年10月21日 11時) (レス) id: 98ad09dfad (このIDを非表示/違反報告)
あおインコ(プロフ) - 千尋さん» 了解いたしました!2の方多いですねぇ、なんか嬉しい・・・。あ、コメントありがとうございますでした!!! (2015年10月12日 21時) (レス) id: 7ba3704a0a (このIDを非表示/違反報告)
千尋(プロフ) - 私も2がいいとおもいます! (2015年10月12日 21時) (レス) id: 6ccd3b8e08 (このIDを非表示/違反報告)
あおインコ(プロフ) - 赤見谷 月羽さん» に、ですね!了解です!ありがとうございます! (2015年10月12日 21時) (レス) id: 7ba3704a0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あおインコ | 作成日時:2015年6月29日 23時