ワイン ページ14
みるみるうちに料理は完成して、40分足らずで全品が出来上がった
『料理を人に作ってもらうなんて新鮮ですね。』
「眞壁は料理しないのか？」
『しますよ。できる時に自炊してます。』
「へぇ。食ってみたいな。手料理」
『え！？こんなオシャレな料理じゃなくて、普通の家庭料理ですよ！？』
「いいじゃん。食ってみたい」
うわ…笑った
『社長…笑うんですね…』
とっさに口にした失礼な言葉…。でも社長は怒らずに
「人間だから笑う事だってあるだろ？俺をサイボーグかないかと思ってたのか？」
っておかしいそうに笑った
『いつもポーカーフェイスなので…。びっくりしちゃって。失礼な事を言って申し訳ございませんでした。』
「眞壁」
『はい…』
「昨日のお礼に招待したのに。謝ってばかりだな笑。料理が冷める。食べよう。」
そう言って、私の座る横に座った
いつもの雰囲気と全然違う社長に心臓が煩かった。
『うわ…美味しいです！すごく美味しい！私、ハーブ大好きなんです！いいなぁ。こんなオシャレな料理作れるようになりたいです。』
「口に合ってよかった。これに合うワインがあるんだ。ちょっと待ってろ。」
ワイン専用の冷蔵庫から一本のワインを出してきた。コトリとテーブルに置かれたワインの年数を見ると…
『私の生まれた年…』
「これ、眞壁に呑んでほしかったんだ」
お酒飲めないはずなのに、手慣れた様子でコルクを開け、吊るされたワイングラスを手に取ってワインを注いだ。
差し出されたグラスを回して、香りを楽しむ。
『すごい爽やかな香りですね…。』
「飲んでみて。」
『いただきます。』
一口飲むと、熟成されたワインのかおりが広がって後口がとってもさっぱりしていて美味しい。
『美味しい…。こんなに美味しいワイン初めてです。』
「気に入ったか？」
『はい！』
「じゃあ、これやるよ。もらってくれると嬉しい。」
『お料理までご馳走になって…。ありがとうございます！』
「その…」
『はい？』
「その笑顔で俺を見るな…」
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碧海のgravity - こんばんは。コメ返ありがとうございます。サングラスの横顔はSPURのあの感じ、車はポルシェとか妄想してしまいました。楽しませていただいております。 (2020年9月17日 23時) (
レス) id: 5cbb8bcacc (このIDを非表示/違反報告)
oMINo(プロフ) - 碧海のgravityさん» コメントありがとうございます！こちらこそ、読んでいただいてありがとうございます！きちんと完結させますので、最後まで楽しんでください(^_^) (2020年9月15日 11時) (レス) id: 72c307ba98 (このIDを非表示/違反報告)
碧海のgravity - こういうの待ってました。ありがとうございます。楽しみにしています。 (2020年9月15日 9時) (レス) id: 5cbb8bcacc (このIDを非表示/違反報告)
Aoi-sw(プロフ) - ありがとうございます!! 更新楽しみにしてます！ (2020年9月12日 23時) (レス) id: 0e758f04f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：oMINo | 作成日時：2020年9月9日 15時
