魔王の一人娘になりまして。【オリジナル】

違う世界で ページ6

「こちらがレティシア様の部屋でございます」



　案内されたのは、私が寝ていたところよりもずっと広い部屋。
　お洒落な暖炉や大きな窓があって、ウォークインクローゼットにふかふかの絨毯。



　ドレスは私が寝ていたせいであまり仕立てていないそうだけど、そんなの嘘でしょ？ と言いたくなるほど色とりどりのドレスが並んでいる。



　ベッドは当然のように巨大で天蓋つき。


　


　天井には王室お抱えの絵師に描かせたらしい満点の星空。



　窓の向こうが気になって見てみると、城壁の向こうに町が見えた。人々が歩いていて、とても賑やか……だけど。




　日本みたいなビルはひとつも見当たらない。



　西洋のお洒落な町にありそうな建物ばかりで、ワクワクはするけど、一方で寂しくもある。





　自分に角がある時点でなんとなくわかっていたけど、ここは私の知っている世界じゃない。
　夢の中でもない。



　泣きそうになったけど、ぎゅっと唇を噛んでこらえた。




　戻れないと決まったわけじゃないし、今泣いても良いことなんてない。
　頑張るべきときだよ、今は。



「レティシア様がこの城で治めるのはこの部屋があるサファイア宮です。昼間に陛下がいらっしゃり、国の行政を行う中心的な宮は先程の中央宮。他に陛下がお休みになられるルビー宮やトパーズ宮、エメラルド宮があります」

　わ、わぁお。

　広いんだねー。


　このサファイア宮っていうのも私の部屋だけじゃなくて、たくさんな部屋があったんだけど。ビックリするぐらい大きかったよ。


　そんなのがいくつもあるのか……。

勉強→←私の補佐

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す