乃木坂の本当のキャプテンは__5

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凛side

出来るだけ、平常心を保ってたつもり


結構、辛いな___
雫にあんなこと言われると__

凛「__最低な姉だよ、私は」

乃木坂にいるか__卒業してもう戻らないか
みんなは止める
でも、私はここにいて__何が出来るんだろう


最初は時雨ちゃんがみんなを傷つけないように__
それから、雫と拓海さんがみんなを傷つけないように__

乃木坂を辞める理由がなくなってしまった今_私はどうしたらいいのか


雫はやめてほしいのかな__



『ピンポーン』

凛「！__佑美」

若「取り調べ、やっと終わった__」

佑美には、本当迷惑かけてばっかりだ__
まぁ、メンバー全員巻き込んでるけど

凛「___ごめん」

若「今日泊めて？」

凛「え、あ、うん」

若「だめ？」

凛「ううん、いいよ」

佑美から泊めてって言われんの初めてかも__
美彩とかにいっつも言われるけど__ご飯目当てでさゆりんも来るな__

若「アイドル続けてって」

凛「え__？」

若「雫ちゃん」

凛「雫が__？_っていうか、会ったの？」

若「きっとやめようとしてるからそう言っといてくださいって、メモ渡されたの__警察の人にね」

雫には全部バレバレか__
昔から、あの子に隠し事できなかったし

若「本気？」

凛「そんなこと考えてないよ__辞める理由もなくなったしね」

若「そっかぁ__よかった」

凛「？」

若「まだだめだよ？本気だったらどうしようと思って焦ってたんだから__もうやめる必要もなくなったなって思ってたし__」

凛「ん」

私が辞めないって聞いて、こんなに安心してくれる人がいるなら__
もう少しだけ、ここにいてもいいのかな

奈「大丈夫そうだね」

凛「うわっ！」

奈「佑美に説得できる気がしないから、来てって言われたの__私も泊まる」

奈々未__なんか怒ってる？
っていうか、私の考えてたことお見通しなんじゃ__

若「呼んですぐ来ちゃうあたり、やっぱり奈々未は凛のことすきだよねぇ」

凛「そうかなぁ？」

奈々未はベッドにダイブして、もう寝息をたててる
相当、疲れさせちゃったかな__


若「寝てたの、起こして連れて来ちゃったの」

凛「よく起きたね__いつも起きないのに」

若「私もびっくりしたよ？__じゃぁ、帰るね」

凛「え？泊まっていきなよ、夜危ないから」

帰ろうとする佑美を止めた
さすがに1人で返すわけにもいかないしね


「___奈々未、ありがと」


奈々未side

まだ寝てないんだけど__

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