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白石side
目が__覚めた_
ライブの時よりは圧倒的に体が軽い
私倒れたんだっけ_
白「携帯___あった」
『プルプル』
もちろん、相手は凛だ
きっと誰よりも心配してくれてるはず
凛『麻衣っ?』
白「あ__うん」
私が返事をした途端に、電話の向こうでホッとしたように息を吐く凛__
凛『___ごめんね』
白「え?」
なんで謝られたのかよくわかんないけど__
相当心配してたみたい___
凛『____あぁっ、やっぱりすぐ行く』
白「い、いいよっ、忙しいでしょ?」
凛『いいから、まってて』
白「ちょっ___」
切られた__
もう、言うこと聞かないんだから__
でも__
白「来てくれるのは嬉しい___」
凛「麻衣」
白「あ__早かったね、来るの」
凛「そう?」
電話切ってからすぐ来たんだろうなぁ
誤魔化してるけど絶対すごい急いで来たはず
凛「__よかった」
白「大丈夫だよ?そんなに心配しなくて」
凛「止めとけば良かった___」
白「大丈夫だってばぁ」
こんなになってるから、大丈夫って言っても凛は納得してくれそうにないけど__
凛「____ごめん」
白「なんで謝るの?」
凛「だって___拓海さ__」
白「別に凛のせいじゃないし、もう大丈夫」
病院に連れてこられたのは、多分熱ひどかったから
凛「__私のせいだよ、本当ごめん」
白「またそうやって___」
凛「私ね、決めたの____麻衣たちが卒業するまで、ずっと乃木坂にいる」
もしかしたら、またやめるとか言い出すかもって思ってた____
白「そっか」
凛「奈々未に私が卒業するまで卒業させないって言われたしね」
白「ななみんが?」
凛「そ、あの奈々未が笑」
やっぱり、ななみんには敵わないなぁ
凛のこと1番よく知ってる
凛「それで____これ以上迷惑かけないようにするから、乃木坂にいさせてくださいっ」
急に、頭を下げられて驚いた
凛「___麻衣にはちゃんと言わないと、落ち着かなくて__」
白「もしかして____それ言うために来たの?」
凛「それもあるかな____」
白「__生真面目すぎだよ」
凛「そんなことないけど__」
白「いいに決まってるじゃん、凛が乃木坂にいたいならずっといてほしい___っていうか、私にそんなこと言わなくていいのに」
凛「___だって_」
申し訳なさそうに顔を伏せて、今にも泣きそうな凛
本当に優しすぎで、自分のせいにしすぎ___
白「大丈夫、流石に怖かったのは怖かったけど___凛の声したから、安心しちゃって」
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作者名:goo___** | 作成日時:2017年11月30日 17時