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美彩side

凛「__奈々未、美彩__」

奈「どうしたの?」

凛「__何にもない」

しばらくしてから、私達の方に来てななみんの隣に座る凛____
なにも言わないけど、多分不安なんだろうな

奈「___泣いてもいいよ、こんな時くらい」

凛「私には___泣く資格なんてないよ」

美「そんなの__」

凛「泣きたくないの_____一回泣いたら、止まらないから」

凛が演技以外で泣くのなんて、あんまり見たことない
___一緒にいたのになんにも知らなかったんだよね、凛のこと

凛「___私、自分の事しか考えてないの」

奈「誰が言ってるんだか___」

凛「本当にそうなんだよ」

あんなに人のことばっかり考えてるくせに__
そんなこと言われたって困るよ?

凛「わかってた、全部____乃木坂に入った時から、いつかは全部バレるし___どんだけ隠してても、きっと迷惑かけるって___拓海さんのことも、わかってたの_____多分なんかされるって___」

奈「_____」

凛「言わなきゃいけなかった___もっと早く、ストーカーも時雨ちゃんのことも_____佑美が誘拐された時もそう、私が行く必要なんて無い_____ただ、言うのが怖かった」

ななみんも私も凛の話をずっと黙って聞いてた
自分のこと話すのなんて、珍しいから

凛「私本当は___最初は雫の夢叶えるためとか__お金稼がなきゃとか___そんなきっかけだったし、なんかあったらすぐやめようと思ってた」

奈「!___」

凛「でも_____副キャップして、みんなと練習してライブして____テレビにでて__楽しくてさ___ずっとここにいたいっておもっちゃってね笑___」

美「凛_」

凛「私初めてだったの、こんなに安心する場所____だから____こんなにさゆりんも麻衣も傷つけてるのに___みんなをこんなに不安にさせてるのに______」

小さい頃から不安定な家庭で___
子役とかやって、不規則な生活して___

離婚とか引っ越しとか_____妹の病気は嘘だったけど___
凛にしたら、落ち着く暇なんてなかったんだろう


凛「私_____まだここにいたいっておもってる______最低だよね」


雫ちゃんにも拓海さんにも振り回されて___

凛だから今まで、耐えれただけ__

凛「___本当に最低」

普通なら、途中で逃げ出してもおかしくないし当たり散らしてもいいのに___

凛は泣きもしないし、怒りもしない___
ただ、自分を責めるだけ




___そんなに背追い込まないでよ

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作者名:goo___** | 作成日時:2017年11月30日 17時

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