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白石side
ライブが始まって、どれくらい経っただろう__
ちょっとやばいかもしれない__
あと___二曲
白「っ__ぁ」
『フラッ』
意識が朦朧として___
凛「!__」
『サッ』
白「り_ん____」
曲の途中だったけど、凛に支えられてバックステージに連れていかれた
凛「__ばか、早めに言ってよ__ちょっとだけ待ってて、この曲終わったら来るから__」
白「大丈夫__最後までやってきて、凛フロントメンバーなんだから___早く戻らなきゃ」
多分、スタッフさんとか来るはず
凛が私についてたらダメだよ
凛「_____わかった、行くね_____無理しちゃダメだよ」
白石「わかってる」
凛のを見送ってから、ふっと気を抜いてしまって動けそうもない
自分で思ってるより無理してたのか___
多分、凛ずっと私の心配してたんだろうな__
じゃなかったらあんな咄嗟に手出せないもん
それにしても、なんでこんなにスタッフさんいないんだろ___
男「あれ?白石さん、どうしたんですか?」
白「ちょっと体調悪くて__」
やっとスタッフさんが一人来た__
男「ライブの途中なのに休んでるんだ____そんないけない子には、お仕置きしないとね」
白「え____っ!?__んっ」
私の意識がはっきりした時には、もう口と手を塞がれてた
白「っ__」
私は男の顔を見て、言葉を失った
拓海___さん
拓「白い肌には、赤い血が似合う__ハハッ」
拓海さんの持っている刃物の先端からは赤い液体が滴っている
それが何かなんて___理解したくなかった
拓「凛にこの紙渡しといてくれないか?_」
『ポタッ__』
白「っ__」
鈍い痛みと恐怖__体も重く、私は全く動けなかった
拓「いい作品ができた___どこまでも美しいね、君は____さようならだ、白石麻衣」
白「っぁ__!」
何をされたかはわからないけど、意識が遠のいた
それと同時に、ラストの曲が終わった__
拓「次は凛だ__」
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作者名:goo___** | 作成日時:2017年11月30日 17時