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白石side
今日ライブなのに__しんどい__
凛「麻衣_熱あるでしょ」
白「え、大丈夫だよー?」
なんでバレるんだろ__
誰にも気づかれてなかったのに_
凛「嘘つかないの、休んどいた方がいいって」
白「いや、でも___」
凛「出られそうだったら途中からでもいいし、ね?」
これ以上渋ると、凛が怒りそう___
いや、でも出ないとっ!
ガールズルールもあるしっ
凛「___無理やり出ようとしてる」
白「い、いや、そんなことないってー(焦」
全部見透かされてるっ__
凛「麻衣が大丈夫ならいいけどね__」
白「いいのっ?」
凛「止めても出そうだから___麻衣いないと困るし」
凛が許してくれるなんてっ___出るからには、頑張らないと__
白「凛ー大好きっ」
凛「はしゃいでると熱上がるよ?」
白「うっ__はい」
っていうか、相変わらず__年下にしか見られてないっ__
確かに凛の方が賢いし、なんでもできるし、大人びてるけども___
年長者の威厳が__
凛「心の声が思いっきり出てるんだけど?」
白「え、あ、いや__」
凛「騒いでたら、熱上がっちゃいますよ、白石さん__」
白「____それはやだ」
急に真顔で敬語使ってくる凛__
なんか__一気に距離ができた感じがする
凛「もう、わがままだなぁ」
白「だってっ」
凛「麻衣が可愛すぎるから悪いんだよ、ほんと麻衣のお姉ちゃんが羨ましい__こんな可愛い妹がいるなんて」
白「かわいくないし」
凛の方が__
凛「麻衣がかわいくなかったら、誰もかわいくない」
白「言い過ぎだってば」
凛「麻衣は謙遜しすぎ」
そんな言い合いを続けてると、美彩にどっちも可愛いって抱きつかれた____
で、結局ライブ会場に着くまでの時間は
美彩を引き剥がすのに使ってしまった___
この後であんなことが起こるなんて、この時の私は知る由もない
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作者名:goo___** | 作成日時:2017年11月30日 17時