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若月side
若「ちょっ__凛っ」
何を言いだすかと思えば__
雫「ふーん、面白いかも」
若「凛っ、何考えてっ__」
雫「人質は黙って」
若「っ__」
首元に当てられた、ヒヤリとするものに固まる
この子__本気で殺そうとしてる_
凛「若月は逃がしてくれないかなぁ、私逃げないから」
雫「そんな言葉、信じれるわけないでしょ」
凛「__それは残念」
一瞬消えた笑みに、雫ちゃんが眉をひそめる
凛が___別人に見える
雫「何を企んでるの?」
凛「何も企んでないよ?ただ、何かあったら奈々未達が警察に電話しちゃうの、だから出来るだけ穏便に済ませたかったんだけど___やっぱり無理そうね」
奈々未が近くにいるってこと_?
達って、誰だろ__
雫「なめるのもいい加減にしてっ、今の状況わかってるのっ?」
凛「わかってるよ、脅されてるってことも__私が少しでも動けば、すぐに取り押さえる準備ができてるってことはね」
雫「っ__なんで」
凛は相変わらず、笑ったまま雫ちゃんをまっすぐ見つめた
凛「私が雫の立場だったら、同じこと考える___あと、私が何をしても佑美は殺そうとしてる」
若「っ__」
雫「__あなたは誰も助けられない」
それを証明したいから__メンバーの私を殺そうとしてるってこと__?
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作者名:goo___** | 作成日時:2017年11月30日 17時