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美彩side
バナナマンさん、なんか気遣ってくれてたな
さゆりんの話にならないように_
今日の企画はダメだよ__
凛「美彩」
美「ん?何ー?」
凛「帰り気をつけてね」
美「もう、心配性だなぁ__それみんなに言い回ってるの?」
凛「ううん、違うよ___」
凛のことだからありえるって思ってたけど
違ったみたいだ__
美「あ、もしかしてお姉ちゃんを心配してくれてるの?笑」
凛「そう、心配__麻衣とかは遅くまで仕事あるから、マネージャーさんが送ってくれると思うけど__そうじゃないメンバーは心配だよ」
冗談混じりに言ったのに__
すごい真面目に返された__
凛「じゃあね」
美「あっ、凛も気をつけなよっ?」
凛「わかってる」
絶対わかってない__
けど__ななみんあたりが見張っててくれそうだし
私はまいまいと一緒に帰ろー
奈々未side
ちょうど10時
凛「奈々未ごめん、待たせて」
奈「そんな急がなくても良かったのに__時間ぴったり」
凛「待たせたのに変わりないって」
仕事終わりの凛と合流して、夜道を歩く
収録の時になに言おうとしてたのか聞くために__
凛「もしかしたら、さゆりんはめられたかも___」
奈「え?」
はめられた__?
凛「文集の写真、よく見たら文集の記者がとってるやつじゃなかったんだよ___テレビで言う視聴者提供みたいなので」
奈「それとどう関係あるの?」
凛「ハロプロのファン、あの写真に写ってた人__すごいレアな限定グッズ持ってたしね」
ハロープロジェクト__
AKBグループとファン同士が仲悪いんだったっけ__
奈「噂だけだと思ってたけど__」
凛「ただ、それだけじゃないのが問題」
奈「?」
それだけじゃないってどういう意味なんだろ___
だいたい、なんでそんな情報を凛が知って__
?「あ、橋本奈々未__さんだよね?」
凛「____今日は奈々未狙うと思った」
奈「えっ?」
凛「逃げるよっ」
奈「ちょっ!どういうことっ?」
?「あっ、おい!待てよっ!!」
全力疾走する凛についていくのがやっとで、それ以上話せなかった
一体、何がどうなって__
奈「ぁ___疲れたぁ__」
凛「ごめん、巻き込んで」
奈「で、どういうことなの?これ」
凛「しっ___」
物陰に身を潜めてると、さっきの男達の声が聞こえてくる
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作者名:goo___** | 作成日時:2017年11月30日 17時