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美彩side
凛「聞いたよ__」
美「！__」
凛「嫌いになんてならないから」
凛は想像以上に冷静だった
こうなるのは予想通りちゃそうだけど___
美「__」
凛「また、家帰るときあったらさ__誘ってよ、私も行くから」
美「え__」
凛「だめ？」
美「いや__」
凛は変わらない
全然__
でも__流石に無理してるのはわかるよ__
美「__大丈夫じゃないでしょ__」
凛「__」
美「大丈夫な訳ないよね__？」
凛「__私は__」
笑ってても、冷静を装ってても__わかる
変わらないけど__いつも通りだけど__
美「本当は___どう思ってるの？凛」
凛「__わかんないよ、自分も__周りも___」
親が違った
姉妹じゃなくて__姉妹だった
そんなの__簡単に受け入れるなんて無理だよ
凛は__まだ受け入れようとしてる方_
凛「__わけわかんないなぁ__私って何者なんだろ」
美「__」
凛「私がいなきゃ、時雨ちゃんと雫は一緒にいれたのにさ___兄弟で子どものあげあいなんてしないでほしいよ___」
泣きもしないし、怒りもしない__
でも、凛は___
凛「私は普通が良かった_____今更しょうがないけど」
その嘆きが___
きっと凛の本心で__1番悔やんでること__
凛「__私は最初から間違ってた__妹のためとか、そもそも妹じゃないし___なに必死にやってたんだって____あの家からしたら、ただの部外者____ただの邪魔でしかなかった」
美「そんなこと__」
凛「今はみんながいるけど____私はずっと一人だった____もう少し早く知ってれば、割り切れたんだけどなぁ___でも」
無力だ__
私は__
いつも助けられてきたのに____
こんな時に何にもできないなんて__
凛「____もう___戻れないんだよね____あの頃には___」
凛の頬をたった一滴だけ__涙が伝う
全ての感情をのせて__行くあてのない気持ちがただ下へと落ちていった__
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作者名：goo___＊＊ | 作成日時：2017年11月30日 17時
